10月26日
マハーバリプラムからバスで2時間弱、チェンナイに戻る。
ランチはカーンチープラムの「バナナの葉ミールス」とは異なるベジタリアンの世界をツアー参加者に満喫していただきたいと思い、名店「アンナラクシュミANNALAKSHMI」へ。
昔あったところから移転。今はオフィスビルの2階にある。昔の方が雰囲気があって好きだ。
この店ではおなじみ、秘伝の薬草ワイン(といってもアルコールは入っていないらしい)「アンブローシア」をいただいてから食事がスタート(100ルピー。昔は50ルピーぐらいだった。ちなみに今、1ルピーは1.5円換算)。
スウィートコーン・ベジタブルスープ。クリーミーな野菜スープに生の粒コーン、ニンジン、インゲンなどをプラス。日本の缶詰コーンとは別格の風味がイイ。こうした特製スープは、ほかの料理ともども日替わり。
最初に出てくる本日のターリー(大皿定食)の全景。
カトゥリ(小さなボール)は左から「ダール・マッカーニー」(このツアーでもよく食べている、挽き割り豆の北インド風トマトクリーム煮込み)、「パニール・マッカーニー」(カッテージチーズの北インド式トマトクリーム煮込み)、「ダヒ(ヨーグルト)」「ウリのクートゥ(南インドのココナッツと挽き割り豆煮込み)」「オクラのゴマ・パコラ(ヒヨコ豆にゴマを混ぜたクリスピーな衣の揚げもの)」。
左下には、自家製マンゴーのピクルス、自家製未熟な生マンゴーを刻んだ「トック・ピックル」、ゴングラ・ピックル(アーンドラ・プラデーシュ州のゴングラという青葉を使ったスパイスオイル漬け)。
パンは全粒粉の揚げパン「プーリ」、その下に「香菜とアジョワン風味のパラーター」。
このように南北インドがミックスされたベジタリアンの家庭料理が一つの大皿に組み込まれ、日替わりで供される。
私は10回近くこの店に来ているが、毎回、インド中のベジタリアンを網羅した異なるメニューに出会えて、飽きることがない。
で、とりあえずはこの状態で食べ始める。すると、おかわりとアイテム追加の嵐がやってくる。
特に注意すべきは「ライス」。この店に限らず、ターリーの場合、最初にパン類、それからワンクッション置いてからライスがサービスされるのが普通。
だからライスがないからといってガッカリしてもいけないし、パンとカレーばかりガツガツ食べるのもマズイ。
つまり、いきなりエンジン全開にしてはいけないのだが、すでに遅し。ツアー参加者全員、フルスロットルでブレーキが効かない状態に突入していたようだった。
特に注意すべきは「ライス」。この店に限らず、ターリーの場合、最初にパン類、それからワンクッション置いてからライスがサービスされるのが普通。
だからライスがないからといってガッカリしてもいけないし、パンとカレーばかりガツガツ食べるのもマズイ。
つまり、いきなりエンジン全開にしてはいけないのだが、すでに遅し。ツアー参加者全員、フルスロットルでブレーキが効かない状態に突入していたようだった。
さっそく出てきた追加アイテム。「サザンスパイス」のレッスンや、私の著作にもレシピが出ている「ポテト・ロースト」。南インド風ジャガイモのスパイス炒め蒸しだ。北インドのサブジではない。ホッとする味わいの家庭的なメニュー。
これも追加。「ガーリック・ナーン」といわれたが、これは薄っぺらいし、フワフワしていないし、ガーリック風味の「マイダ・ローティ(精白小麦粉の薄焼きパン)」と呼ぶのが適切だろう。もちろん、これはこれでおいしかったが、デリーあたりのイスラーム・シェフが見たら嘆きそう。
この後、この店ならではの「変わりご飯攻め」にさらされるのだが、それは後ほど。
《このブログを書いているときのBGM》
CHICO HAMILTON『THE MASTER』(1973)
西海岸系ジャズ・ドラマーの巨匠の作品だが、なぜか全編リトル・フィートとのコラボ。
http://www.youtube.com/watch?v=4N_uSdhlZ8U&feature=related
ローウェル・ジョージのスライドとビル・ペインのピアノ丸出しのフィートなチューン。最後にチラリと聴こえるポール・バリアーのソロもイイ。
CHICO HAMILTON『THE MASTER』(1973)
西海岸系ジャズ・ドラマーの巨匠の作品だが、なぜか全編リトル・フィートとのコラボ。
http://www.youtube.com/watch?v=4N_uSdhlZ8U&feature=related
ローウェル・ジョージのスライドとビル・ペインのピアノ丸出しのフィートなチューン。最後にチラリと聴こえるポール・バリアーのソロもイイ。
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