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千葉検見川「印度料理シタール」で会食

9月某日

 『LOVE INDIA 2012』の会合兼会食で、千葉市検見川にある老舗名店「印度料理シタール」へ。

 オーナーの増田さんは、私が修業した「アジャンタ」の大先輩。私がアジャンタの門を叩いたとき、すでに「シタール」は千葉の人気店だったが、実はそこに至るまで多くの苦労があったこと、後になって伺った。

「シタール」の料理には、アジャンタにおける豊富な経験の蓄積と、増田さんならではのオリジナリティや研究の成果、そしてインドに対する敬意みたいなものが絶妙にブレンドされている。

 とりわけ私が「シタール」の料理をいただくとき、いつもどこか、全盛期の「九段下アジャンタ」の息吹みたいなものを感じてしまい、うれしいような、また背筋をピンと伸ばしたくなるような想いになる。そういう点でも貴重な店の1つだろう。

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 本日のスターターから「野菜のパコラ」。ヒヨコ豆の粉を衣にしたフリッターで、アジャンタでも人気があった。

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 チキン・ティッカ。いわゆる「マライ・ティッカ」に近いタイプで、生クリームやすりつぶしたナッツのペーストで一口大にカットしたチキンをマリネしている。私が修業していたときのアジャンタにもあったが、増田さんの時代にあったのかは未確認。

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 挽き肉のタンドゥール串焼き、シーク・カバーブ。こちらの店ではチキンを使用しているので「チキン・シーク・カバーブ」。マトンよりあっさりして、日本人に親しみやすい。

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 メインのカレーの数々。マトン、チキン、キーマ、バターチキンなど定番のほか、かなり珍しいゴア風のエビカレー(しかも普通のゴア風とは異なる味つけ。手前のカレーがそれ)も。エビと野菜を合わせた「エビカレー」もあり、それはアジャンタからの伝統的なスタイル(ただし現在のアジャンタのメニューにはないと思う)。

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 個人的に、かなり感激したラッサム(実際には、カレーの前に供された)。
 昔のアジャンタぽい風味。トゥール・ダールではなくムング・ダールを使用し(このあたりアジャンタ的)、トマトも濃いめ。ご飯にかけるより、そのままスープとしていただくことでピタッとハマる感じがする。私が修業していたときの「麹町アジャンタ」というより、客として目一杯楽しんでいた「九段下アジャンタ」のテイストを受け継ぐような絶品ぶり。

 いつ行っても満席で、この日も店の外には行列が。これもまた「アジャンタ」時代からの伝統だろう。

 千葉方面のインド料理ファン、カレー好きは一度は足を運ぶべき名店であるのは間違いない。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ROLLING STONES『AFTERMATH』(1966)
 ブライアン・ジョーンズ時代の最高傑作の1つだろう。彼はギターのほか、いろいろな楽器で貢献している。これで曲が書ければ、ストーンズの運命は完全に変わっていたはず。
http://www.youtube.com/watch?v=BzpqGdZ_ygU
 この曲にマリンバを入れるセンスは尋常じゃない。
http://www.youtube.com/watch?v=Nh8CY7V0JPs
 この曲は英盤だと未収録だったような気がする。

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