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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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バンガロールのおいしいビリヤニ食堂

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9月21日

 ランチはバンガロール庶民派グルメの最高峰の一つ、「ビリヤニ」、そしてチキンやマトンの肉料理で有名な「シバジーSHIVAJIレストラン」に繰り出した(正確にはSHIVAJI MILITARY HOTELという。南インドでノンベジ食堂のことを「ミリタリーホテル」とも呼ぶが、語源には諸説あり、決定打はなさそう)。

 営業時間が朝8時から午後3時半までというのも、日本人からすればユニークだが、ディナー営業がない分、朝食とランチの混み方には、さらに拍車がかかっている。そんな風に感じさせるほど、店内はおいしいものを食べようとする人々の凄まじい熱気に包まれている。

 こういう「ミールス食堂」系庶民派グルメの人気店は予約などできないのがふつう。時間に余裕を持ち、現地の人々に負けない気合で臨むのが何よりだが、具体的に「ミールス食堂」でどうふるまえばいいかわからないという日本人旅行者は、少なくない。

 そういうときの対応は実にかんたん、現地の人のやっていることをまねすればいいのだ。

 何とか10人以上で座れるテーブルを確保すると、すぐに皿が出てきた。

イメージ 1
 バナナの葉ではなく、インドボダイジュの葉(?)らしきものでつくった丸くて平らなプレートが各人の前に置かれた。これは南インドでは珍しいと思われる。

イメージ 2
 最初に葉皿に置かれたのは、キュウリ、タマネギ、ダイコンなどのヨーグルト和え。こちらで「パチャリ」などと呼ばれるサラダ的箸休めアイテムで、北インドの「ライタ」と似ている。この店のは、野菜に対しヨーグルトの量が少ないタイプで、南インドに多い。

イメージ 3
 骨つきマトンのスパイシーな炒め煮込み「マトン・ペッパー・フライ」。スパイス風味の浸みたマトンが軟らかで美味。

イメージ 4
 青唐辛子をすりつぶしたソースで煮込んだ「グリーン・チリ・チキン」。名前の通りの味わいで、辛い。チキンはほかにも「チキン・ドライ」「チキン・レッグ」という2種類のスパイス煮込みを楽しんだ。
 
イメージ 5
 とてつもない深い味わいに皆が感嘆の声を上げたマトンの「ショルバ(イスラーム風のスープを指すほか、ビリヤニのつけあわせになる具なしのスープカレーを意味することも。この場合は前者)」。私も、これにはヤラレたと思った。

 ビリヤニが登場する前から、美味の連続攻勢にヤラレっぱなし。ますますビリヤニへの期待は高まるが、それらのレポートは次回。

《このブログを書いているときのBGM》
KULA SHAKER『K2.0』(2016)
 来日公演も好評だったインド好きバンドの最新作。
https://www.youtube.com/watch?v=t-N7ckQioU0


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★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/ 

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