12月6日
この日、東京・西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」では、「手づくりガラム・マサラ」のレッスン。できあがったガラム・マサラは参加者皆さんに持ち帰っていただく。
そもそも、ガラム・マサラとは、インドカレーの風味をより深くし、本格的な味わいの逸品に仕上げるミックススパイス。決して「いつものカレーを、もっと辛くする」ためのものではない。
いくつかの《ホール・スパイス》を合わせて軽く空炒りし、粗熱を取ったものをミルサーなどで挽けば、できあがり。
かつて、本場インドでは「それぞれの家庭、それぞれのレストランに秘伝のガラム・マサラがあり、その配合は門外不出」などといわれたが、今では、既製品の「ガラム・マサラ」が広く広まり、オリジナルのガラム・マサラを使う店や家庭は、いずれも少数派だ。
ガラム・マサラの空炒り。
首都デリーの路上スパイスマーケットの「ガラム・マサラ売り」。挽く前の《ホール・スパイス》状態のガラム・マサラをこんな場所でこんな風に売っているのは、はじめて観たので、びっくりした。
私は、オリジナルのガラム・マサラの配合を自分の本に載せている。「秘伝」などというセコいことはしない(話は飛ぶが、レシピ本で何でも「適量」と表記する飲食店、あれも心苦しい。それなら、掲載辞退すべきだ)。
『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)
『スパイスの黄金比率で作るはじめての本格カレー』(ナツメ社)
『カレー大全~カレー伝道師の160話』(講談社)
『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)
『スパイスの黄金比率で作るはじめての本格カレー』(ナツメ社)
『カレー大全~カレー伝道師の160話』(講談社)
ほかの拙著にも掲載されているので、参考としていただきたい。
元来ガラム・マサラは北インドのものだが、南インドに行くと「チェティナッド・マサラ」や「ケララ・ガラム・マサラ」といった個性的なガラム・マサラのバリエーションも見受けられる。
これらの「マサラ」についても、今まで、ときどきレッスンしてきたが、来年はより力を入れようかと考えている。スパイスの配合からオリジナルの自分だけのインドカレーが楽しめる。
これらの「マサラ」についても、今まで、ときどきレッスンしてきたが、来年はより力を入れようかと考えている。スパイスの配合からオリジナルの自分だけのインドカレーが楽しめる。
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