9月18日
ハイデラバードは、イスラーム系の「ハイデラバード料理」とヒンドゥー系「アーンドラ料理」という美味なる2つの料理文化が並立している。
やはり肉類のメニューに圧倒的な力を発揮するハイデラバード料理に対して、アーンドラ料理でも肉はよく活用するものの、野菜や豆、魚やエビにもユニークで美味なレシピがたくさんある。
そんなアーンドラ料理だけを専門にしているレストランは本場ハイデラバードにも意外に少ない中、われわれは「クチプディ」という名前のレストランに向かった。
クチプディは、アーンドラ・プラデーシュ州にある同名の村にちなんで名づけられたインド古典舞踊「クチプディ」として、インドや日本のダンスファンにはよく知られているが、レストランの名前としてはかなり斬新な感じがする。
この日いただいたものからのピックアップ.
まずはスターターから。白身の川魚をスパイシーな衣に浸けてから揚げた「チャッパ・ヴェプドゥー」。軽くてサクサクした衣とソフトで意外とジューシーな魚の身がよくマッチしていた。
大きく辛くない青唐辛子にスリットを入れミックススパイスを詰めたら、ペースン(ヒヨコ豆の粉末)などの衣をまとわせ、揚げる。揚がったら、フライの上にピーナッツ、タマネギみじん切り、ショウガ、香菜などを混ぜ、チリ味で調味されたもの。「チリ・バジ」というらしい。
カレーの部から。左が詰めものをした小ナスのタマリンドココナッツ煮込み「グッティ・バンカヤ」、右はトマトタップリの挽き割り豆カレー「トマト・パップー」。
ご飯の部から。スパイスの香りが冴える混ぜご飯「ジーラ・プラオ」
骨つきマトンのガーリックペッパー炒め。肉が超軟らかで味もよかった。
宴は続く。
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