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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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北西インド、アムリットサルの「クリスタル」レストラン その2 個性派メニュー

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3月17日

「北インド食べ歩き現地調査」のアムリットサル編もこの食事が最後。パンジャーブ流ノンベジ料理の名店「クリスタル」レストランでランチ。前回レポートは定番メニューだったが、今度はこの店ならではのメニューを紹介しよう。

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 マトンのブレイン・カレー。白子のような食感で、日本の店でたまに見かける冷凍原材料使用の不本意なモノとは雲泥の仕上がり。私は、イスラーム式ヨーグルトベースのマサラが好みだが、トマトベースのパンジャーブ流も捨てがたい。

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 13年のツアーで訪れたときもウマいと思ったが、今回もイケた「フィッシュ・カレー」。写真ではトマトっぽく見えるが、実物はそれほどでない。むしろしっかり茶色に炒めたタマネギが風味の根幹か。海のないインド内陸部だけにナマズ系川魚だが、クセは気にならなかった。

イメージ 3
「チキン・パティアラ」。パンジャーブ流チキンカレーの典型の1つだが、ふつうはすりつぶしたポピー・シードやアーモンドなどナッツのペーストが入り、もっとヘビー。それが、この店ではトマトタップリのソースでチキンを煮込んでいる。これはこれで「あり」だろう。

イメージ 4
 この店の名物の1つ、「チキン・タワ・フロンティア」。タワとは分厚くフラットな鉄板のこと。お好み焼きのコテを大きくしたようなモノを両手に持ち、叩くようにして刻み、混ぜ、煮詰めてつくる「チキン・マサラ」の一種で、パキスタンのパンジャーブ料理的でもある。インドで「シズラー」と呼ばれるステーキやハンバーグ用の鉄板プレートにのってくるのも、インドのカレーとしては珍しい。濃厚なマサラの味わいとチキンの食感がバツグンだった。

 パンジャーブ探訪の締めにふさわしい、安定感溢れる出来映えの数々。得るところも多く、よかったと思う。

《このブログを書いているときのBGM》
BRYAN FERRY『IN YOUR MIND』(1977)
 この時期活発にリリースしていたソロアルバムはどれもカッコいい。
https://www.youtube.com/watch?v=bnr5eCEoXro
 いきなり出てくる、私の好きなクリス・スペディングのルーズなスライドだけでもキマリ。

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★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

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