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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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ベトナムの元旦にご当地カレーを食べ損なう

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2015年1月1日

 ヤミーズディッシュのベトナム研修旅行、元旦の朝、われわれ3人の料理家は南部メコンデルタの街、ソクチャンにいた。

 前にも書いたが、ソクチャンはベトナムでは珍しい「カレーライスの街」なのである。

・フランス統治下、フランスとのビジネスでこの地にやってきたインド人が現地女性と結婚、インド式カレーのレシピを伝えたことがルーツになり、独自のカレーが発達した(新宿中村屋さんのカレー誕生にも似たストーリー)。
・ベトナムには、ソクチャン風カレーとは別に「ベトナムカレー」というべきカレーが存在する。
・「ベトナムカレー」の場合、なぜかご飯ではなく、ベトナム式フランスパン、または「ブン」と呼ばれる、ベトナムではフォー以上にポピュラーな麺でカレーを食べる。
・ところが、ソクチャンでは「カレーライス」が基本。それも朝から食べる。
・地元のグルメでもある新聞社の方にきいたところ、「ソクチャンのカレーは、通常のベトナムカレーのようにカレー粉は使わず、スパイスを組み合わせてつくる」そう。

 そんなソクチャン式カレーライスを前日の朝、堪能させていただいた。インドでもなく、いつものベトナムカレーでもないオリジナルなカレーは美味だったので、当然、がんたんの朝も同じカレーライスを楽しもうと店に行ったら、何と、タッチの差で売り切れ。

★前日の「ソクチャン流カレーライス」のレポはこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/akirawatanabe2191960/68254887.html

 朝6時半から営業開始で、8時過ぎに行ったのだが、いやはやスゴイ人気だ。

 ともあれ、カレーライスが大人気なのは、私もうれしいこと。気分を改め、別の店に行き、「スペアリブのせご飯」を代わりに食べた。

イメージ 1
 ハーブぽい野菜つきなのが、いかにも本場のベトナム料理。炭火焼きのスペアリブは、朝からビールが欲しくなる味だった。

 その後、ベトナム式特殊なシートの長距離バスに乗り、ホーチミン(サイゴン)に戻った。
イメージ 2
 バスの車内。席は前後3列で縦2階式。リクライング式で一見快適そうだが、荷物置き場がなく狭い。トイレもない場合が多々あり、休憩スケジュールがわからず、がまんがまん。
 あと怖いのは、やたらベトナム人はバスに酔うこと。しかも、酔うくせに車内でいろいろ食べる。前回のベトナム研修では、吐いた直後にまた食べてさらに吐くを繰り返す女性が隣にいて、辟易した。

 ホーチミン(サイゴン)での元旦の食事は次回また。

《このブログを書いているときのBGM》
BAD COMPANY『RUN WITH THE PACK』(1976)
 絶好調な名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=ShlIDGPVQzs
 ナイスなカバー。コースターズ、57年のヒット。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

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