12月30日
日本は仕事納めも済み、温かい部屋の中、のんびり年越ししようという方が多いだろう。
私たちがホーチミンからバスに揺られてやってきたのは、ベトナム最南部のいわゆる「メコンデルタ」と呼ばれるエリアにあるソクチャンという街。
このあたりは隣国カンボジアを形成するクメール人も多く、インドのヒンドゥー教の影響も受けたクメール料理の伝統がベトナムの食文化と融合している。
さらに、ベトナムのフランス統治時代(1887~1954年)、フランス人のビジネスパートナーとしてやってきたインド人商人がソクチャンでベトナム人妻と結婚したことにより、インドカレーの調理術が根を下ろした。
そこで現在、ソクチャンはベトナムでもほぼ唯一、朝からインド流のカレーライスを食べられる街として、知られている(例えば『ベトナムめしの旅』伊藤忍、福井隆也共著 情報センター出版局に、このあたりのことがくわしく書かれている)。
ということもあり、今回の「ベトナム料理研修旅行」、私にとって最大最高な目的地の1つがここソクチャンなのだ。
ホーチミンからのバスがソクチャンのターミナルに着いたのが午後2時。ホテルにチェックインし、少しばかり休息してから街の散策に乗り出したのは午後3時すぎ。
朝、ホーチミンで汁麺を食べただけなので遅いランチを満喫したいのだが、午後3~5時はおやつの時間、なかなかおいしそうなアイテムにぶち当たらない。
朝、ホーチミンで汁麺を食べただけなので遅いランチを満喫したいのだが、午後3~5時はおやつの時間、なかなかおいしそうなアイテムにぶち当たらない。
それでもバインセオの屋台を見つけたので、すかさずオーダー。
外はパリパリ、中味もエビなどの具が充実して、うまかった。
不思議な写真だが、ソクチャン名物である「ブン・ヌック・レオ(カンボジア風汁麺)」のつくり方をチェックするタイ料理研究家、長澤恵。
上の屋台でいただいた「ブン・ヌック・レオ(カンボジア風汁麺)」。食材や調味の仕方でベトナム式とクメール式の2系統に分かれる。スープが澄んだこちらはベトナム式。上にのっているのは、バナナの花のスライスで、南インドでも多用される食材の1つだ。
この後、さらに別の屋台に行ったのだが、そのレポートは次回、乞うご期待。
《このブログを書いているときのBGM》
DAVID BOWIE 『PIN UPS』(1973)
全曲カバーだが、選曲、アレンジのセンス、演奏力、いずれもバツグンな名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=Pu5XJJkIjSQ
DAVID BOWIE 『PIN UPS』(1973)
全曲カバーだが、選曲、アレンジのセンス、演奏力、いずれもバツグンな名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=Pu5XJJkIjSQ
★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へどうぞ!