9月15日
朝6時頃からバスに乗って移動。オーランガバードから「エローラ石窟遺跡」に向かう。
出発前のバスと「ヴィヴァンタ・バイ・タージ・オーランガバード」ホテル。
一枚岩をくり抜くようにしてつくられたというエローラ遺跡は、前日のアジャンタ石窟同様、とてつもないスケールと細部にこだわった出来映えで、初めて遭遇する美味なるインドカレーと同じく、ミステリアスな魅力に富んでいた。
朝から遺跡を満喫した後、屋外にテーブルやイスを出して、皆でインド式の朝食。
北インド式ジャガイモのカレー。トロリと濃厚なソースは生クリームやナッツのペーストも入っているようなコクがあり、デリーの裏町などでいただくシンプルなものと違っているのが意外だった。
ジャガイモのカレーに、全粒粉の無発酵揚げパン「プーリ」を合わせれば「プーリ・バジ」「プーリ・マサラ」「プーリ・サブジ」などと呼ばれる典型的な北インド式朝食のできあがり。
こちらはジャガイモのスパイス炒めを全粒粉の無発酵生地で包み、鉄板の上で油焼きした「アールー・パラーター」。これだけでも朝食になる北インドの味。
とはいえ、朝食のパラーターには「ライタ(野菜のヨーグルトサラダ)」を添えるのが、北インドの常識。野菜はもちろん、ヨーグルトの風味が本場はバツグンなので、それだけでヤラレる。
北インドでポハ、南インドでアワルと呼ばれる「圧し米」を水で戻し、スパイスや香味野菜と炒め蒸しした「ウプマ」。カレー・リーフやマスタード・シードが入り、南インドの味わいだった。
最後はチャイで締めくくった。
周囲は自然がいっぱい。そんなレストランでいただくインド式朝食の味わいは格別だった。
バスはこの後、8時間ほどかけて、マハーラシュトラ州の山間部にある高原の町「サタラ」を目指して疾走開始。
《このブログを書いているときのBGM》
TALKING HEADS『REMAIN IN LIGHT』(1970)
アメリカン・ニュー・ウェイヴの最高傑作。
https://www.youtube.com/watch?v=o7pVjl4Rrtc
映画『ストップ・メイキング・センス』より。
TALKING HEADS『REMAIN IN LIGHT』(1970)
アメリカン・ニュー・ウェイヴの最高傑作。
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