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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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マドゥライ「ゲイトウェイ・ホテル」の南インド朝食

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3月9日(Sun)

 まだまだ続く、ケララ~タミルナドゥの南インド出張食レポ。

 タミルナドゥの大阪ともいうべき食い倒れの街、マドゥライ。我々一行はタージ・グループの「ゲイトウェイ・ホテル」に前夜チェックイン。市街地を一望できる高台にあるホテルは、客室がすべてコテージタイプ。さすがTAJというべきぜいたくな造りだった。

 翌朝、タミルナドゥの食い倒れにふさわしい朝食を期待しつつ、ダイニングへ。

イメージ 1
 生のスイカジュースを飲み干し、まずは一回戦め。
 左上ドーナツのような豆粉の揚げ軽食、ワダ。味はドーナツとは異なり甘くない。日本で食べると硬くて重いのが多くガッカリするが、これはフワッサクッという感じで、さすがの美味。
 真ん中は「ポンガル」。本来ね米とムング・ダール(緑豆の挽き割り)の「硬いお粥」というか、ポテトサラダ風マッシュなのがふつうだが、ここのはものすごくユルい。おそらく今まで食べた中でもっともユルユルの「ポンガル」と思われた。
 右は「ラヴァ・ウプマ」。セモリナの炒り蒸しだ。今朝のは、かなり粗い挽き割り小麦を使ってある。ウプマは日本でそれほどなじみがないが、現地では朝食をメインに頻繁に食べられる軽食の1つ。クッキングスタジオ「サザンスパイス」でも6月は、ラヴァ・ウプマのレッスンを予定している(21日土曜日)。
★クッキングスタジオ「サザンスパイス」6月のスケジュール。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20june%202014.html
 器の中のカレーはご存じ「サンバル」。南インド料理を代表するベジタリアンカレーで、トゥール・ダールという挽き割り豆に野菜を合わせてスパイス煮込みする。タマリンドのほのかな酸味が決め手の一つだが、ここのは酸味が効いて、スパイス使いもオーソドクスで香りも深かった。
 右下の白いのはココナッツ・チャツネ。ココナッツの果肉をスパイスやハーブ、青唐辛子やショウガなどの香味野菜とともにすりつぶしてつくる万能ソースの1つ。
 左はちょっと珍しいショウガのチャツネ。炒めてすりつぶしたショウガのヒリヒリとした風味が最高。

イメージ 2
 真ん中の白っぽいのが「ポンガル」。ユルユルで、ギーの量が半端でなく多い。黒い粒はマスタード・シードではなくクミン・シード。「ポンガル」はクミン・シードとブラック・ペパー、カレー・リーフなどを香りを高めるのが本場流だ。

イメージ 3
 ジンジャー・チャツネ。インドのショウガは風味が強く、さらにイケる。黒い粒はマスタード・シード。

イメージ 4
 2回戦め。ワダの右にあるのは「アワル・ウプマ」。圧し米の炒り蒸しで、ときどきクッキングスタジオ「サザンスパイス」でもレッスンする。
 上に見える赤いチャツネは「トマト・チャツネ」。ココナッツがたいへん少ないタイプで美味。

イメージ 5
 食後には、南インドならではの「フィルター・コーヒー」。インド版カプチーノという趣きで、泡立ちのよさは、舌触りのよさ。

 さすがタージという感じのレベルの高さ。南インド料理の醍醐味を朝から存分に味わえ、満足。

《このブログを書いているときのBGM》
JERRY GARCIA『COMPLIMENTS OF JERRY GARCIA』(1974)
 セカンドソロアルバム、秀逸なカバーのセンスと多彩で大胆なギターサウンドに魅了される。
https://www.youtube.com/watch?v=4rK83BuK7n4
 このカバーのセンス、ほかにはないはず。 

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

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