3月5日
ランチに地酒トディつきのランチを楽しんだ後、南インド・ケララ州コーチンの市街地で市場などを散策。
その後、海辺に面した気持ちのいいレストランに移動。コーチン最後の食事となった。
ホテルとあるがレストラン。インドではこのパターンが常識的に多いので覚えておくとイイだろう。
欧米の旅人と地元の人たち双方で賑わっていた(この店、ビールやハードリカーが充実。明らかに酒飲みの店である)。
フッシュ・マッパス。マッパスはコリアンダーのパウダーをふんだんに使ったケララならではのカレー。「サザンスパイス」でもときどきレッスンする。
フィッシュ・モイリー。ココナッツ・ミルクたっぷりのケララ式魚カレー。二番絞りのココナッツ・ミルクで魚を煮込んだ後、濃厚な一番搾りのココナッツ・ミルクを加えて仕上げる。良質なココナッツ・ミルクが不可欠なため、日本ではあまりおいしいものに出会えないカレーの1つ。この店のは魚のダシも利いて美味だった。
マラバール風フィッシュ・カレー。ココナッツ・ミルクも入っているが、辛味と酸味がきっちりしているのが特徴。辛味は赤唐辛子粉、酸味はコカムや青マンゴーがメイン。タミルやアーンドラで多用されるタマリンドは比較的少数派だ。
ブラック・タイガー(現地では「タイガー・プローン」と呼ばれる)のマサラ。今回、ケララのエビマサラや「ロースト」と呼ばれる料理をオーダーすると生トマトの大きめカットが入っていること、多数。北インドだとこうではない。
写真は載せなかったが「チキン・チェティナッド」ほか肉料理は、最低に近い出来映え。何しろ塩が入っていないのだから、話にならない。味見していないだろっと突っ込みたくなった。
すべての料理がおいしいレストランというのは本場でも少ない。たいてい得意分野や名物メニューと、その逆的な地雷が存在する。それを1回で見抜くのは至難の業。だから、気になる店には最低2回は通わないといけないし、そうでなければ1度行けばいい。これは日本でも当てはまる。
この店、魚カレーだけに的を絞っていくのがイイ(エビのメニューも個人的には物足りなかった)。
夕涼みしながら、外で冷たいビールが飲めるのはうれしいものだ。
夕涼みしながら、外で冷たいビールが飲めるのはうれしいものだ。
《このブログを書いているときのBGM》
MOUNTAIN『AVALANCHE』(1974)
下降線な後期のアルバムだが、私は好きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=UnL4m2ydh3Q
このカバーはイイ。
MOUNTAIN『AVALANCHE』(1974)
下降線な後期のアルバムだが、私は好きだ。
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