3月3日
朝食後、コーチンからアレッピーにバスで移動。
南インド、ケララ州のアレッピーは「バックウォータークルーズ」(緑豊かな水郷地帯をのんびりボートで行くクルーズ)の基点として名高い、ひなびた街だ。
同時に名物「アレッピー・フィッシュカレー」に代表されるシーフード料理でも名高い場所でもある。
バスで2時間あまりでアレッピーに到着。さっそく地元の人たちに人気の店「THAFF RESTAURANT」でランチ。
フィッシュ・カレーつきのノンベジ・ミールス。フィッシュ・カレー以外は、ピックル2種、モール(バターミルクに香菜、青唐辛子など入れたモノ)、サンバル、バミセリのパヤサム(ミルク煮込デザート)、ドラムスティックやインゲンのケララ風アヴィヤル、インゲンのロースト(南インド風サブジ)、ヨーグルトカレー(モールカレー)、パパド。ということでラッサムはつかない。
ケララならではのヨーグルト煮込みである「モール・カレー」。具は入れないのがふつうだ。酸味が強く、日本人には好き嫌いが分かれそうな味わいだが、私は大好き。
フィッシュ・カレー。赤くて酸味が強い。生マンゴーのスライス入り。酸味はマンゴーやコカムだろう。ココナッツ・ミルクはかなり少なめ。今度、サザンスパイスのレッスンでも、このタイプも採用しよう。
チキンやシーフードの単品メニューも同行者の商品開発リサーチのためもあり、多数オーダー。中でも、この店はビーフのメニューが充実。これはマサラに近い濃いグレービーの「ビーフ・カレー」。
ラッサムは実は卓上に置かれて、食べ放題。ほかの2つの円筒容器には「モール・カレー」「モール」が入っていた。また同じく卓上の別の器にはサンバルもあり、いずれも食べ放題。南インドのローカルなレストランや食堂でときどき見かけるスタイルだが、カレーが完全に冷めているわけで、日本人にはそぐわないかも。
この店はイスラームの人が経営。ということは、もともとイスラーム料理であるビリヤニもおいしそうだということでマトン、チキン、ビーフ、フィッシュの4種類をオーダー。そのうち、マトン以外はライスに味が浸み込まず、落第。マトンだけは味がよく浸み、美味だった。南インドならではの、カレーとライスを最初から混ぜて炊く、あるいは蒸らすスタイル。
バナナの葉には盛らなかったが、内容的には十分ローカルな魅力にあふれていた。皆、満足。やっぱり庶民派レストランはイイ。
《このブログを書いているときのBGM》
THE WHO『WHO'S NEXT』(1970)
インドで聴くザ・フー、これもまた味わい深い。
https://www.youtube.com/watch?v=BfuWXRZe9yA
THE WHO『WHO'S NEXT』(1970)
インドで聴くザ・フー、これもまた味わい深い。
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