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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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南インド、ケララ州アレッピー、海辺のカレーディナー

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3月3日

 昼、アレッピーの街なか、イスラーム系レストランで舌鼓を打ったが、夕食もイスラーム経営のレストランへ。こちらはマラバール海岸に面したビーチの、瀟洒なホテルにセットされたルーフトップの繁盛店、「CHARAKA ROOFTOP」。ちなみにホテルはRAHEEM RESIDENCYという、いかにもイスラームなネーミングのもの。

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 あとで、仕事としてカレーをいやというほどオーダーするので、スターターは軽めに。これはインドのかき揚げ、「パコラ」。中味はふつうタマネギが多いが、ここはキャベツの千切りがたっぷり。真ん中はタマリンドの甘いチャツネ。

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 食べかけの断面で、申し訳ない。でも、ウマそうじゃない? 

 ほかにもベジタリアンなスターターをたいらげ、スープ。日替わりでオリジナルスープがいただける趣向でうれしい。

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 この日は「青マンゴーとジンジャーのスープ」。マンゴーの酸味とショウガの爽やかさがイイ。グリーンなのは、ベースがホウレンソウのスープだから。

 メインのカレーは以下のモノをオーダー。
「マラバール・エビ・カレー」「エビのロースト(マサラ)」「フィッシュ・マサラ」「ツナとドラムスティックのカレー」「フィッシュ・ナルギシ(これのみ北インドのクリーミーなグレービー)」「ミーン・モイリー(ケララのココナッツ・ミルクたっぷ魚カレー)」「ミーン・ポリチャトゥ(バナナの葉包みマサラ蒸し魚)」「トマト風味の魚カレー」「ベジタブル・カレー」「チキン・ペパー・フライ(本来はタミルナドゥの料理)」「チキン・チェティナッド(これもタミルナドゥ料理)」。
 
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 ツナとドラムスティックのカレー。ツナはマグロというよりカツオかも。素材の組み合わせ、ココナッツが効きすぎない味わいとも私好み。

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 ココナッツ・ミルクを一番搾り、二番絞りの2つに分け、別々のタイミングで入れるフィッシュ・カレー「ミーン・モイリー」。シンプルだが、日本でおいしいものに当たらないカレーの1つだ。

★ミーン・モイリーは未掲載だが、おいしいシーフードカレーのかんたんレシピは拙著に『スパイスの黄金比率で作るはじめての本格カレー』(ナツメ社)に多数ある。
http://www.natsume.co.jp/book/index.php?action=show&code=005470

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 チキン・ペパー・フライ。本家タミルナドゥとは異なるが、美味。

 当然ながら、同じネーミングでも「いろいろある」のが、本場のインド料理ならではの醍醐味。
 今回もそう。同行している食品会社の開発チームの皆さんも、いい意味で頭と舌がパニック気味だ。
 大丈夫。
 時間も手助けして、きっと解決してくれるはず。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ROLLING STONES『GOATS HEAD SOUP』(1973)
 来日中のご一行にインドより敬意を表して。
http://www.youtube.com/watch?v=19vcwK_1kp0
 今でもスリムなミックは素晴らしいが、個人的には、ビル・ワイマンが辞め、ダリル・ジョーンズがトラで入った時点で、バンドとしては完全に終わっている。バンドじゃないよ、ベースがいないのは。 

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へどうぞ!



★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

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