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たまには「具だくさんサンバル」もいいもんだ

11月某日

「サンバル」といえば、インドカレーファンにとっては「南インド料理を代表するベジタリアンカレー」であり、「野菜入り豆カレー」と訳される。

 サンバルの「野菜」とは、本場の家庭や庶民派食堂ではたいてい「ドラムスティック」「ナス」「サンバルオニオン」など、メインは1種類であり、ジャガイモ、ニンジン、ナス、カリフラワーなどたくさんの種類の野菜が大量に入るのは五つ星ホテルなど、外国人が多く出入りする場所のイメージが強い。

 ひるがえって日本がどうかといえば、圧倒的に五つ星ホテルのパターンであり、私が考えるところの「サンバルは本来具材よりもカレーソースを楽しむもの」というサンバルの本質からズレている。これは「トマトスープのようなラッサム」「濃度の強いラッサム」と同じ、インド系創作カレーの系譜に属するモノだろう。

 ということで、普段、サンバルでは複数の具材野菜を大量に使うことはしない私だが、たまたま冷蔵庫の掃除を兼ね、朝ご飯に「具だくさんサンバル」を、しかも豆をトゥール・ダールではなくムング・ダールにして、仕込んでみた(サンバルはトゥール・ダールで作るのが正統。ムング・ダールのもあるが特例的)。

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イメージ 1

 具材はジャガイモ、ニンジン、ナス、インゲン、そして大きく切ったタマネギ。
 まるで具だくさんなみそ汁だが、まさにそんな味わい。「最も野菜のうまみや風味がはっきりわかる南インドカレー」といううたい文句はドンピシャだ。

 具が多いといっても、カレーソースの味わい自体は本場と同じ。そうしないと創作カレーになる。私が狙ったのはそれではない。

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イメージ 2

 インド最高峰の格式を誇る「ボンベイ・タージ」ホテルの朝食ブッフェでのサンバル。
 南インドの本場ものよりシンプルな味つけで軽かった。
 この日の具はナス、ドラムスティック、オクラ、インゲンなど。具だくさんだった。

 たまには具だくさんなサンバルもいい。

《このブログを書いているときのBGM》
BOBBY WHITLOCK『WHERE THERE'S A WILL THERE'S A WAY』(2013)
個人的に今年のベストCDの1つ。といっても、1972年にABC/ダンヒル・レーベルから出たソロアルバム2枚のカップリングだが。
http://www.youtube.com/watch?v=DLQ26ZtVtEs
 クラプトンがギター。

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