7月某日
ちょっと前の話。
クッキングスタジオ「サザンスパイス」でときどき実施する「プライベートディナー」あるいは「インドの居酒屋」、どちらもスタジオを貸切状態にして、私の料理を楽しんでいただく企画だ。
で、これらをやるとき、出せば必ずウケるメニュー、いわばKILLER ITEMみたいなものがある。
そんなノンベジでの大人気メニューの1つが「アーンドラ・チキン・ピックル」である。
7月のプライベートディナーでお出ししたもの。
アーンドラはアーンドラ・プラデーシュ州。南インドの州でハイデラバードが州都。イスラームのハイデラバード料理(デリーやラクナウといったムガル宮廷料理とは異なる味わいが魅力的)、ヒンドゥーのアーンドラ料理(チリとタマリンドが利いて、辛く酸っぱい味つけのメニューが多い)など個性派料理で知られる。
チキンはもちろん鶏肉。
そして、ピックルは「ピクルス」の単数形。動詞ぽいアクティブさが強調された感もあり、要するに「浸け込む」ということだ。
つまり「南インド、アーンドラ風チキンの漬けもの」である。
私は必ずお出しする前日に仕込み、冷やして提供する。まさにチキンの漬けものであり、保存食でもある。
インドにはライム、レモン、マンゴーなどのスパイシーなピックルがあって、箸休め的にいただいたり、ご飯とヨーグルトを用意したところにピックルをのせ、全部を混ぜて食べると絶品だったりする。
そうした一方、チキン、エビ、魚などをスパイスなどに漬けたノンベジのピックルもあるのが、インドの食文化の奥深さだろう。
「サザンスパイス」のレッスンでも頻度は少ないものの登場する。興味のある方はその旨リクエストしていただきたい。レッスンしますから。
《このブログを書いているときのBGM》
QUEEN『供(1974年)
5日はアフリカ生まれのインド人、フレディ・マーキュリー(ボンベイのパールシィー系)の誕生日。
http://www.youtube.com/watch?v=Xok3CGNPSE0
この時代、売れなかったが、音楽的レベルは極めて高い。特に6曲目からのアナログB面は圧巻。
QUEEN『供(1974年)
5日はアフリカ生まれのインド人、フレディ・マーキュリー(ボンベイのパールシィー系)の誕生日。
http://www.youtube.com/watch?v=Xok3CGNPSE0
この時代、売れなかったが、音楽的レベルは極めて高い。特に6曲目からのアナログB面は圧巻。
★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!