12月某日
いつもプライベートでは「ゆるベジ」(ゆるいベジタリアン)な食生活な私。
「玄米を主食にすると、肉類は欲しくなくなる」という研究結果が先日新聞に出ていたが、実際、玄米を常食するようになって、肉類は要らないなという気持ちがずいぶん大きくなった。
とはいえ、ときに焼き鳥や煮込み、あるいは自宅近くの惣菜屋さん(「とらや」「ニシジマ」という二大名店あり)のメンチカツ、同じく自宅からすぐのハムソーセージデリ「もぐもぐ」のチョリソー(ゴアソージより上品なスパイス感)など恋しくなるし、日々の仕事ではバリバリ、ノンベジのインド料理を作り、食べている。
さて、多彩なノンベジカレーが印象的なゴアをハイライトにした「インドツアー2012」から1か月余り。
ゴア料理が恋しくなったところ、安価で新鮮な豚ホルモンを見つけた。そこで思わず、日ごろのベジタリアンぶりはちょっと休憩、酢とスパイスを使って煮込んでみた。
ゴア料理が恋しくなったところ、安価で新鮮な豚ホルモンを見つけた。そこで思わず、日ごろのベジタリアンぶりはちょっと休憩、酢とスパイスを使って煮込んでみた。
器は、豚肉文化の盛んな沖縄に敬意を表してみた。
ゴアで「アンボティック・マサラ AMBOTIK MASALA」「ボトル・マサラ」などと呼ばれる(大きな瓶に入れて保存しながら、たっぷり長期間使えるのでこの名前があるらしい)、赤くて辛くて酸っぱいスパイスミックスを再現してから、一度ゆでてよく水洗いした銘柄豚(今回はサイボクのゴールデンポーク)のホルモンを用意。
炒めたタマネギ、ショウガ、ニンニクなどとともに、その赤いマサラで煮込んだ。
トマトは使わず、あくまで香味野菜とスパイス、そして酢(現地で聞いたところ「アップルサイダービネガー」が最もゴアの酢に似ているそうだ)で調理。
ゴアに行くと「ソルポテル」という豚内臓のカレーがあるのだが(今回のツアーでも、おいしいのをいただいた)、それは、今回のように豚の腸だけではなく、レバー、胃、心臓、舌、ときにちょっとくさい腎臓、さらには豚の血を加えたりする。
それよりこれはずっとシンプルで、ビンダルー(拙著『カレーな薬膳』(晶文社刊)にレシピあり)に近いマサラを使用した。
できあがりはバッチリ。ホルモンならではの食感と風味がスパイスや酢といいハーモニーで、玄米で食べたら抜群だった。
ビンダルーのように漬け込む必要はなく、意外とすぐにできる。今回もホルモンがあらかじめ軟らかなに煮上げられていたので、煮込み時間は30分弱。
ホルモンとスパイスと酢。おいしい組み合わせだ。
興味のある方はビンダルーのレシピで漬け込まず、いきなり調理すれば、十分イケる。
おすすめだ。
興味のある方はビンダルーのレシピで漬け込まず、いきなり調理すれば、十分イケる。
おすすめだ。
《このブログを書いているときのBGM》
PATTI SMITH『TWELVE』(2007)
本日が誕生日のパティ姐さん。1946年生れだが、若々しくてカッコいい。これは全曲カバーのアルバムで、意外な選曲が意外なアレンジ(エスニックなムードのものが多い)で聴けるうれしい名作。
http://www.youtube.com/watch?v=m2tv1ShcVmQ
ニルヴァーナの超代表曲。ハマリすぎだ。
★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!
PATTI SMITH『TWELVE』(2007)
本日が誕生日のパティ姐さん。1946年生れだが、若々しくてカッコいい。これは全曲カバーのアルバムで、意外な選曲が意外なアレンジ(エスニックなムードのものが多い)で聴けるうれしい名作。
http://www.youtube.com/watch?v=m2tv1ShcVmQ
ニルヴァーナの超代表曲。ハマリすぎだ。
★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!