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ビーンズ・ポリヤル(インゲンの南インド風スパイス炒め蒸し)

8月某日

 今が盛りのインゲンマメ。17世紀、中国出身の隠元和尚が日本に紹介したともいわれるが、真偽はともかく、和洋中エスニックと幅広く使えて便利だ(一年の通じて考えると、価格は決して安くない。旬の時期にたくさん食べたい)。

 インドにはインゲンより長い「ロングビーンズ」や、いわゆるモロッコインゲンに似た「ブロードビーンズ」など、いろいろなマメがあり、さやごと調理する。

 中でも南インドの定番惣菜の1つとして現地で人気なのが「ビーンズ・ポリヤル」。インゲンを短く切ってスパイスやハーブと炒め蒸しし、最後に削ったココナッツ(日本ならココナッツ・ファイン)をまぶして仕上げる。

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イメージ 1

 今回はタマネギもいっしょに炒め蒸し。本場ではあまりやらない手かもしれない。インゲンは普段下ゆでするのだが、いきなり生のまま炒めてフタをして蒸してみたら、十分うまく火が通った。次回からは生にしよう。

 インゲンの風味と食感がスパイス類とよく合って美味。ご飯によく合う南インド式おかずの代表だ。

 ポリヤルのレシピは、拙著『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)などに詳しい。活用していただければ光栄だ。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ZOMBIES『ODESSEY AND ORACLE』(1968)
 名曲「ふたりのシーズン」収録。ほかの曲もすべて秀逸な名盤だ。サイケなジャケットもカッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=oc7b62El_fk

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