6月某日
前回のブログで「パスタ・マサラ」を取り上げ、思い出したメニューがあります。
インスタントラーメンで作る「ヌードル・ウプマ」。南インドの軽食です。
ウプマというのは直訳すると「塩蒸し」あるいは「塩煮」。
最も一般的なのは、「ラヴァ・ウプマRAVA UPPMA」です。
いったん空炒りしたセモリナ粉(ラヴァと呼ばれます)を野菜やスパイス、ハーブ類と油で軽く炒めてから、お湯を合わせてさらに練り、フタをして炒り蒸しします。日本のインドレストランでも、南インド料理を得意とする一部の店で食べられます。
最も一般的なのは、「ラヴァ・ウプマRAVA UPPMA」です。
いったん空炒りしたセモリナ粉(ラヴァと呼ばれます)を野菜やスパイス、ハーブ類と油で軽く炒めてから、お湯を合わせてさらに練り、フタをして炒り蒸しします。日本のインドレストランでも、南インド料理を得意とする一部の店で食べられます。
現地家庭に行くと、セモリナ以外、バミセリ、パン、圧し米など、いろいろな穀類のウプマがあります(レストランや食堂には原則ありません)。中でも、私が印象的だったのが「ヌードル・ウプマ」です。
インド全国で有名な「マギーヌードル」(大久保界隈などでも入手可能)を軽くゆで、野菜やスパイス、ハーブ類と炒めてから、さらに少量のお湯を指し、フタをして蒸して仕上げます。チェンナイのヒンドゥ・ブラーミンの家庭にて。
ただでさえ「麺のコシ」に無頓着なかの地の人々ですが、これもまた完全にボイルオーバー。
グズグズした麺とたっぷりの野菜を右手指でちぎり混ぜ、口に運びました。
しかし、このグズクズ感がかえって一体感というか、スパイスやハーブ類のなじみ感につながり、何ともいえない美味でもありました。
南インド家庭ならではの逸品、現地家庭に行かないと、まず味わえないと思います。
《このブログを書いているときのBGM》
SASS JORDAN『RATS』(1994)
スティーヴィ・サラスが全面バックアップしていた女性シンガーの豪快な作品。裏ジャケがほのかにインド的です(ジャニスの影響?)。
http://www.youtube.com/watch?v=myXZSAQ_unY
SASS JORDAN『RATS』(1994)
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