4月29日
連休最初の日曜日、大阪「クレオ大阪西」での料理教室前に腹ごしらえです。
黒門市場に近い日本橋のインドレストラン「シンズ・キッチン」に伺いました。ここのところ、講習前はこの店に寄っています。
東京のランチタイムなら、サウザンアイランドドレッシングのミニサラダがスターターでしょうが、関西のインド料理店は、やはりスープです。この日はガーリックやオニオンも入ったトマトスープでした。「おっ、インドにあったな、これ」と思わせる味わい。
プラスチックのスープボールが気になって横から見たら、こんな模様が。日本にありますかね、こんなの。どう考えても、インドから持ってきた感じがします。何となく懐かしい感じがしました。
週末限定のビリヤニ、本日はマトン。ゆで卵のスライスもいいですね。盛りも凄くて、後から来た男性は食べ切れずにテイクアウトしていました。
オーナーのシンさんがいたのであれこれお話ししましたが、スタッフも含め、てっきりハイデラバード出身かと思っていたら、ご自身もキッチンスタッフもオリッサの方々(オリッサ州はハイデラバードのあるアーンドラ・プラデーシュ州の上にあります。エリアとしては北インド、さらには東インドに分類されます)。
かなり的確に日本の、大阪の、そしてご自分の店のスタンスや現状を冷静な視線で把握している印象を受けました。こういう方の店はたいていしっかりしていますが、まさにそんな感じ。メニューも南北インドの料理がバランスよく並んでいました。
お店のビリヤニには「香りがインドと違うこともあるし、大阪だと安定供給してもらえないので」ミントや香菜は現在使われていないそうです(今後、導入する予定とのこと)。が、それでも十分、本場の味わいで美味。大いに満足しました。
シンさんと話していて、食材や料理への「香り」への言及が多いことも記憶に残りました。これは何ともうれしく、頼もしかったですね。インド料理の命はやっぱり「香り」なのですから。私も同感です。
ビリヤニにはライタ(野菜とヨーグルトのサラダ)の他、グレービー(カレーソース)がついてきます。今回もまた前回に続いて、カスリ・メティ(フェヌグリークの乾燥若葉のハーブ)がたっぷり入ったチキンカレー。おそらくこれがこの店の標準的なチキンカレーなのかもしれませんが、個性的で美味でした。
せっかくなので、ビリヤニの他に「メドゥ・ワダ」(ウラド・ダールをすりつぶしてドーナツ状にして揚げる南インドのスナック。甘くないです)もオーダー。ちなみにドーサやチャパティなどもあります。
できたて揚げたてで、すりつぶした豆の香りがバツグンなのが供されたので、これまた内心大喜びでした。フワッとして腰のある食感もよかったですし、いっしょについてきたココナッツのチャツネがこれまた美味で唸りました。
サービスでいただいたチキン・キーマのカレー。カレーリーフも入っており、これまたきわめて現地的な味わい。南インド、アーンドラ系の現地食堂みたいでうれしくなりました。
日曜の昼前にも関わらず、お客様がひっきりなしでした。
ナーンやタンドゥールアイテムは未体験なので、ぜひ次回トライしたいと思います。
ごちそうさまでした。
ナーンやタンドゥールアイテムは未体験なので、ぜひ次回トライしたいと思います。
ごちそうさまでした。
《このブログを書いているときのBGM》
細野晴臣『泰安洋行』(1976)
いわゆる「トロピカル三部作」の第2作で、これを最高という方も多いですね。暖かくなってきたこの時期聴くと、さらになごむ感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=E0lq4YTM1vU
細野晴臣『泰安洋行』(1976)
いわゆる「トロピカル三部作」の第2作で、これを最高という方も多いですね。暖かくなってきたこの時期聴くと、さらになごむ感じです。
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