3月某日
インドの元ヒップな聖地(今はヌーディストビーチも禁止ですし、ドラッグ所持は当然刑務所行き)、しかしながら独自の食文化は今も健在なゴア(私が主宰する「インドツアー2012」有力候補地です)を代表するカレーの1つが「ポーク・ビンダルー」です。
豚肉の角切り(個人的には肩ロースがおすすめ)をつぶしたニンニク、すりつぶしたスパイス類(特に赤唐辛子はたっぷりと)、そして酢(赤ワインビネガーが標準ですが白でもオーケーですし、他の酢でも可能。現地ではココナッツやカシューナッツの酢も使います)などでマリネしてから、炒めたタマネギなどと煮込みます。いかにも元ポルトガル領らしいヨーロッパとのコラボです。
一方、日本のインドレストランにある「ビンダルー」の多くは、このビンダルーではなく「トマトベースの激辛カレー、ジャガイモ入り」という北インドのレストラン式カレーで、酢は使いませんし、スパイスの組み合わせや調理法もまったく別もの。
また、こうしたビンダルーは「イギリスのインドカレー」から発祥したもので、ロンドンに渡ったバングラデシュ人の創作ともいわれています。
また、こうしたビンダルーは「イギリスのインドカレー」から発祥したもので、ロンドンに渡ったバングラデシュ人の創作ともいわれています。
ゴア式ポーク・ビンダルーのレシピは拙著『カレーな薬膳(晶文社)』などに出ています。
が、今回、それをもっと簡単にしたものを作ってみました。
本来、ホール・スパイス(粒になったスパイス)をパウダーに挽いて酢や塩などと混ぜ、豚肉をマリネするのですが、クローブやシナモンのパウダーを使用。スパイスミルなど使わず、手軽に作れるレシピで調理し、サザンスパイス「インドの居酒屋」でお出ししました。
ちなみに酢もワインビネガーではなく、日本の米酢を使用。出来映えはバッチリでした。
これもまたイケます。
手軽でおいしい本物の「ポーク・ビンダルー」、新レシピの完成です。
手軽でおいしい本物の「ポーク・ビンダルー」、新レシピの完成です。
《このブログを書いているときのBGM》
FOGHAT『LIVE』(1977)
高校の頃好きだった、元渋いブルースバンドのメンバーで結成した、派手なハードブギバンドのライヴ名盤。FENでよくかかっていました。こういう音楽、今ははやりませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=zSIJuZJbizo&feature=fvwrel
73年のライヴ映像。これもカッコいいです。
FOGHAT『LIVE』(1977)
高校の頃好きだった、元渋いブルースバンドのメンバーで結成した、派手なハードブギバンドのライヴ名盤。FENでよくかかっていました。こういう音楽、今ははやりませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=zSIJuZJbizo&feature=fvwrel
73年のライヴ映像。これもカッコいいです。
★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へどうぞ!