11月30日
デリーの閑静な高級住宅街のこれまたゴージャスな邸宅をスタジオにしている料理ユニット「MASTER CHEF」のレッスン。ユニークなアイテムが続きます。
変わったカレー2種類の後は「ライスケーキシズラーのBBQソース添え」。
えっ? それってインド料理なのですか? といわれそうですね。これはインドで「コンチネンタル」と呼ばれるインド式西洋料理の一種。スパイスやハーブをたっぷり使いますので、そういう点でかなりインド料理的です。
「シズラー」というのは、熱した鉄板の上に炒め物や焼き物をセットして供するスタイルの料理。日本でもハンバーグやステーキの他、インドレストランでもジュージュー熱した鉄板の上に「タンドゥーリチキン」や「シークカバーブ」をのせて持ってくる店がありますが、あれがシズラースタイルです。
インドには大都市に行くとシズラー専門店があり、新鮮な肉やシーフード、野菜などのシズラーが食べられます。ムンバイには「KOBE SIZZLER」という名店があります。
私が印象的だったのは、数年前ゴアのマルガオという街で食べたマトンやチキンの内臓とシーフードを盛り合わせたシズラー。鮮度抜群で最高でした。
シズラーには、たいていなぜか醤油ぽいソースがかかってくることが多いのですが、これもなかなかクセモノな味わい。マネできそうで、できないのです。
そんな魅力のあるシズラーを、ふたりの先生は「ライスケーキ」という形で表現。
これがまた日本人にはびっくりで、まず、クミン・シード、タマネギ、香菜、グリーンピース、ブラック・ペパーなどをフードプロセッサーにかけたペーストとインディカ米のパラパラした冷やご飯を混ぜ、成形した後、冷蔵庫で寝かします。
さらにそれを一瞬水に浸け、それから生パン粉と香菜を混ぜたものを付けて、油で揚げるというレシピ。巨大なライスコロッケ、あるいはエスニックな揚げおにぎりのできあがり。
他にキャベツをちぎったもの、洋ナシとレタスのサラダを用意し、何とまずアツアツの鉄板にキャベツとドレッシングにまみれたサラダを半分敷きます。そこにライスケーキを載せ、さらにサラダを飾って、上から、手作りの「バーベキューソース」をかければ、シズラーとして完成です。
ライスコロッケにBBQソースを添えたもの。私はソースなしで十分おいしくいただきました。
こちらが正式なシズラーバージョン。豪華ですね。
こういうメニューのレッスンは私も初めて。勉強になりました。
《このブログを書いているときのBGM》
『CONCERT FOR BANGLADESH』(1971)
クリスマスイブのこの日、キリスト教的西洋音楽とヒンドゥー教的東洋を自由に行き来したジョージのことを考えました。
http://www.youtube.com/watch?v=9qdKZBXMX5E&feature=fvwrel
歌詞にヒンドゥーの神様がガンガン出てきます。クラプトンもいいスライド弾いています。
『CONCERT FOR BANGLADESH』(1971)
クリスマスイブのこの日、キリスト教的西洋音楽とヒンドゥー教的東洋を自由に行き来したジョージのことを考えました。
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歌詞にヒンドゥーの神様がガンガン出てきます。クラプトンもいいスライド弾いています。
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