8月某日
銀座にある北インド・タンドゥール料理専門店「カイバル」での食事会。
名物のタンドゥール料理8種類を堪能した後、メインのカレーにトライしました。
6種類のカレーをいただきましたが、興味深いものが多かったですよ。
名物のタンドゥール料理8種類を堪能した後、メインのカレーにトライしました。
6種類のカレーをいただきましたが、興味深いものが多かったですよ。
まずは定番から。
バターチキンです。白いのは生クリーム。タンドゥールで焼いた香ばしいチキンがゴロゴロと豪快に入っていました。バターチキンに欠かせないハーブ、カスリ・メティもしっかり使われていました。
日本のインドレストランの多くは
・ハチミツを入れて甘い
・生クリーム過多で色がピンク色すぎる
・カシューナッツのペースト過多で特に食後胃が重い
・作り置きなのか、香りがきわめて弱い
といったバターチキンがほとんど。
・ハチミツを入れて甘い
・生クリーム過多で色がピンク色すぎる
・カシューナッツのペースト過多で特に食後胃が重い
・作り置きなのか、香りがきわめて弱い
といったバターチキンがほとんど。
それに対して、ここのバターチキンはトマトの酸味を前面に押し出しつつ、バターや生クリームのバランスもバッチリ。キレ重視のカレーソースがよかったです。久しぶりに私が「サザンスパイス」のレッスンで作るのに共通項の多いバターチキンに出会った感じがしました。
こちらはダール・マツカーニー。別名「ベジタリアンのバターチキン」です。
皮付きのウラド・ダール(日本では黒マッペとして、モヤシでおなじみ)をトマト、バター、生クリームなど、バターチキンにも使われる食材の多くで煮込みます。キドニービーンズも入っていましたが、これもよく本場で用いられる組み合わせ。こういう小技、私は好きなのです。
これもまた、どちらかといえばトマトの酸味を前面に出した仕上がり。豆カレーが得意でない日本人にもスンナリ受け入れられるテイストだなと思いました。小豆でも同じようなカレーに仕上げられます(参考レシピは拙著『旬のかんたんスパイスカレー(アスペクト刊)』をどうぞ)。
ちなみにバターチキン、ダール・マッカーニーとも、伝統的なレシピではタマネギを一切使用しません。
2品の定番カレー、どちらもレベルが高かったです。他のカレーにも期待がかかりますね。
《このブログを書いているときのBGM》
THE FACES 『THE DEFINITIVE ROCK COLLECTION』(2007)
味気ないジャケットの2枚組ベストCDですが、中味はバツグン。しみじみ、いいバンドでした。
http://www.youtube.com/watch?v=_rYWx-erzio
解散前、日本の誇り、山内テツさん在籍時の映像。音はスタジオ盤のクチパクです。
THE FACES 『THE DEFINITIVE ROCK COLLECTION』(2007)
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