7月某日
インドの安食堂でよく食べられる「中国料理」の筆頭は「フライドライス」でしょうね。
直訳すればチャーハンや焼き飯ですが、かなりインド化しており、そういう点ではいわゆる「インディアン・チャイニーズ」の典型といえます(『カレー大全~カレー伝道師の160話(講談社)』等にインディアン・チャイニーズのことなど、書きました)。
特に変わっているのが、南インド、タミルナドゥ州チェンナイあたりで食べられるフライドライス。
インド料理の安食堂やレストランに平然とこのメニューがある上、特に非菜食のノンベジタリアン食堂でオーダーすると、勝手に「グレービー」と呼ばれるチキンカレーのソースがついてきたりします(たいていトマトとココナッツ・ミルクの効いたタイプ。これはこれでおいしい)。
インド料理の安食堂やレストランに平然とこのメニューがある上、特に非菜食のノンベジタリアン食堂でオーダーすると、勝手に「グレービー」と呼ばれるチキンカレーのソースがついてきたりします(たいていトマトとココナッツ・ミルクの効いたタイプ。これはこれでおいしい)。
結果、インド式チャーハンにチキンカレーをかけて食べることになるのですが、これはやっぱり不思議な感じです。私としては別々にいただきたい。
デリーやカルカッタなどの北インドに行くと、カレーのグレービーがついてくることはグッと少なくなると思います。カルカッタだと酢漬けあるいは醤油漬けの青唐辛子が店のテーブルの上にのっていて、それをドッサリかけながらうまそうに食べるオヤジの姿を見たりします。
炒めるとパラパラになるバスマティ・ライスとありあわせの野菜、そして卵を使って、そんなインド式のフライドライスを作ってみました。
ニンジンは細いスティック状、これはポイントです。シシトウも入れました。長ネギではなく、タマネギをよく使うので、それもマネしました。化学調味料が入ることも多いのですが、それはマネせず。味つけは塩とコショウ、そしてナムプラー(これもインドでは使いません)。
バスマティ・ライスがその魅力を発揮してくれました。パラパラのご飯が現地を思い起こさせます。「グレービーはいらないか」という食堂のオヤジの声も聞こえてきそうでしたヨ。
《このブログを書いているときのBGM》
ELVIS COSTELLO『THIS YEARS MODEL』(1978)
セカンドアルバムで、アトラクションズをバックに従えた初の作品。タイトな演奏とバツグンな楽曲のクォリティ。文句なしに彼の最高作の一つでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=tpprOGsLWUo&feature=related
やっぱりコステロの足の動きに注目ですね、これは。
ELVIS COSTELLO『THIS YEARS MODEL』(1978)
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やっぱりコステロの足の動きに注目ですね、これは。
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