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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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ベンガル風フィッシュカレー(ヨーグルトとマスタード風味)

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7月某日

 個人的には大好きですが、日本のインドレストランでセールス的に芳しくないメニューの筆頭を豆カレー類と争っているのがフィッシュカレーなのです。

 フィッシュカレーなら、南インド式にココナッツ・ミルクの甘味やタマリンドの酸味を効かせたものを最もよく作りますが、たまにはこういうものも、ということで、ベンガル料理のフィッシュカレーを作ってみました。

イメージ 1
 デジカメではなく、iPhoneで撮ってみましたが、いかがでしょう。
「ドイ・マチDOI MACHCHI」と呼ばれるカレーで、ドイとはダヒ、つまりヨーグルトで、ヨーグルト風味のフィッシュカレーです。
 マスタード・シードをミルサーにかけ、粉末の辛子に仕立て、それを味つけに使います(何やら、カレーの表面が粒粒した感じ。これがパウダー化したマスタードの残骸)。だから、マスタード風味も濃厚。これもまたベンガル的な特徴です。
 魚は冷蔵庫にあったトラウトサーモンを使用。インディアンサーモンというのも現地にありますし、まあ、いいでしょう。現地だと、小骨の多いコイのような淡水魚が好まれますが、日本人には向かないと思います。皮目から一度両面を焼いてから、ヨーグルトとマスタードベースのマサラに入れて、サッと煮込みました。

 カルカッタの裏町を思い出しました。生まれて初めて行った外国がインドのカルカッタである私には、ジーンとくるカレーの一つです。

《このブログを書いているときのBGM》
CAN『TAGO MAGO』(1971)
 日本人ボーカリスト、ダモ鈴木も在籍したドイツの前衛的なロックバンドの名作をリマスター。独自の世界が全開です。プライマル・スクリームのボビーがライナー書いています。
http://www.youtube.com/watch?v=8QLL2j8ZtxE&feature=related
 ダモさん、インパクトありますね(当時、ヨーロッパを放浪していたバックパッカーで音楽経験ゼロと「ミュージックライフ」誌に書いてあった記憶が…)。ベースのホルガーはじめ、他のメンバーもクセがありそう。フジロックに出てきそうな風情でもありますし、ゴアやコバラム、プリーにもいそうな面々です。ともあれ、グルーヴあふれる演奏で素晴らしい。

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