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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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デリーで肉カレーを満喫するなら「カリム・ホテル」ははずせない ②

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3月21日

 前回レポートからの続き。

 インドの首都、デリーで肉料理といえば、絶対はずせないのが「カリム・ホテル」。ホテルといってもレストランであり、宿泊はできない。

 スターターが全部肉だと、ふつうなら正直ウンザリするが、ここの店のシーク・カバーブ、バラ・カバーブ、タンドゥーリ・チキンはいずれも軽い食味で、いくらでも食べられそうなのがスゴい。

 で、いよいよカレー。

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 いきなり、酸味の利いた「バターチキン」。メロン・シードや青唐辛子がトッピング。日本のより、全然軽いのがいい。

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 ベーシックなチキンカレー。フライド・オニオンとヨーグルトがベースでトマトは入らない。シンプルだが、すべての基本が詰まった素晴らしいカレー。

イメージ 3
 マトンのキーマだが、挽きが粗い。そこがポイントで、噛み締めると肉のうま味とスパイス感が渾然一体となり、納得の美味。

イメージ 4
 チキンカレーとともにベーシック、しかも名物メニューの「マトン・コルマ」。やはりフライド・オニオンとヨーグルトがベース。

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 マトンのシチュー。シチューというのは、ホール・スパイスだけを使ったスパイス煮込み。要するにカレーだが、パウダー・スパイスのターメリックなどは入らない。

イメージ 6
 ベジタリアンには「パラク・パニール」。濃厚なホウレンソウのうまみがイイ。

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「シャヒ・パニール」。パニール(インドのカッテージチーズ)のリッチなグレービー煮込み。バター・チキンと似たグレービーなので「パニール・バター・マサラ」に近い仕上がり(シャヒ・パニールの場合、パニールに詰め物をしたり、グレービーはトマト抜き、ナッツ、ヨーグルト、生クリームなどで仕上げることも多い)。

イメージ 8
 丸くてフワフワ、少し甘めのローティ(ナーン)で食べるとバツグンにウマい。

 いつ訪れても、基準点を超える美味に必ず出会える。その安定感は老舗ならでは。
 デリーに行ったら、一度は体験していただきたい。

《このブログを書いているときのBGM》
SILVERHEADの同名デビューアルバム(1972)
 グラムロックのバンドとしてデビューしたのは失敗。ハンブル・パイなどに通ずる、ソウルフルでブルージーなロックバンドだった。
https://www.youtube.com/watch?v=x-hKTlTjJOU

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

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