3月21日
前回レポートからの続き。
インドの首都、デリーで肉料理といえば、絶対はずせないのが「カリム・ホテル」。ホテルといってもレストランであり、宿泊はできない。
スターターが全部肉だと、ふつうなら正直ウンザリするが、ここの店のシーク・カバーブ、バラ・カバーブ、タンドゥーリ・チキンはいずれも軽い食味で、いくらでも食べられそうなのがスゴい。
で、いよいよカレー。
いきなり、酸味の利いた「バターチキン」。メロン・シードや青唐辛子がトッピング。日本のより、全然軽いのがいい。
ベーシックなチキンカレー。フライド・オニオンとヨーグルトがベースでトマトは入らない。シンプルだが、すべての基本が詰まった素晴らしいカレー。
マトンのキーマだが、挽きが粗い。そこがポイントで、噛み締めると肉のうま味とスパイス感が渾然一体となり、納得の美味。
チキンカレーとともにベーシック、しかも名物メニューの「マトン・コルマ」。やはりフライド・オニオンとヨーグルトがベース。
マトンのシチュー。シチューというのは、ホール・スパイスだけを使ったスパイス煮込み。要するにカレーだが、パウダー・スパイスのターメリックなどは入らない。
ベジタリアンには「パラク・パニール」。濃厚なホウレンソウのうまみがイイ。
「シャヒ・パニール」。パニール(インドのカッテージチーズ)のリッチなグレービー煮込み。バター・チキンと似たグレービーなので「パニール・バター・マサラ」に近い仕上がり(シャヒ・パニールの場合、パニールに詰め物をしたり、グレービーはトマト抜き、ナッツ、ヨーグルト、生クリームなどで仕上げることも多い)。
丸くてフワフワ、少し甘めのローティ(ナーン)で食べるとバツグンにウマい。
いつ訪れても、基準点を超える美味に必ず出会える。その安定感は老舗ならでは。
デリーに行ったら、一度は体験していただきたい。
デリーに行ったら、一度は体験していただきたい。
《このブログを書いているときのBGM》
SILVERHEADの同名デビューアルバム(1972)
グラムロックのバンドとしてデビューしたのは失敗。ハンブル・パイなどに通ずる、ソウルフルでブルージーなロックバンドだった。
https://www.youtube.com/watch?v=x-hKTlTjJOU
SILVERHEADの同名デビューアルバム(1972)
グラムロックのバンドとしてデビューしたのは失敗。ハンブル・パイなどに通ずる、ソウルフルでブルージーなロックバンドだった。
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