9月13日(土)
いよいよ「インド食べ歩きツアー2014」マハーラシュトラ~ゴア編がスタート。
参加者は12名。それにインド人の敏腕コーディネーター、ミシュラさんと私の計14名。
初日は、成田からインドの首都デリー、デリーからムンバイへと空路移動日だ。ムンバイにはインド時間の午後9時(日本時間の真夜中すぎ30分)に到着の予定。
初日は、成田からインドの首都デリー、デリーからムンバイへと空路移動日だ。ムンバイにはインド時間の午後9時(日本時間の真夜中すぎ30分)に到着の予定。
こういう日の楽しみは機内食、そして空港のレストランやキャンティーンである。
まずは成田~デリーのベジタリアン機内食。成田でつくった「インド料理」の機内食だ。
皮つきウラド・ダールとチャナ・ダールのミックス・ダールカレー(パンジャーブ地方の「カラ・ダール」という黒いダールカレーに近い)。野菜のコルマらしき、ニンジン、インゲン、グリーンピースの黄色いカレー。そしてレーズンののったバスマティ・ライスがメイン。
奥にあるサラダ、一見インドぽいが、生のシシトウが1本ゴロリ。青唐辛子ならオーケーだが、シシトウとはデリカシーに欠ける気がした。
それ以上に気にかかったのは、昔に比べれば格段にインド的になったものの(例えば、以前はご飯が日本米)、それでもやはりもの足りないこと。
かんたんにいえば、カレーについて「香りが弱い」。
これは日本国内にある日本人シェフがつくるインドレストランの多くにいえるのだが、「あっさりした味わい(別のいい方をすれば「力強さに欠ける」)」で「香りがない」カレーが目立つのである。
今回も同様。わるくはないが、もうひと押し欲しい。インド人ならずとも、本場のインド料理に親しむ人なら物足りないはず。
具体的な改善策は、私なら知っている。が、ここには書かない。
成田からデリーまで9時間弱のフライト。デリー着の2時間ほど前に出た、リフレッシュメントの野菜サンドとチーズサンド。
こちらの方が好感が持てた。
こちらは、その後いただいた、デリーからムンバイに向かうエア・インディア国内線の機内食。
偶然にも、先ほど食べた「皮つきウラド・ダールとチャナ・ダールのミックス・ダールカレー」とぼ同じものが登場。左のカレーがそう。
やはりというか、予想通りというべきか、香り、味わいとも、こちらが完全に上。中でもラフに刻んで入れた青唐辛子の存在感がバツグンだった。
右は「マライ・コフタ」らしき野菜ボールの煮込みカレー。こういう手の込んだカレーを機内食に入れてくるのが、本場の素晴らしさでもある。グリーンピースなども入った野菜ボール(パニールも入っている可能性大)は味わいしっかり、トマトと生クリームがベースらしきカレーソースも酸味とコクのバランスがよく、ウマい。
ご飯は生のグリーンピースを炊き込んだバスマティ・ライスの「マタル・プラオ」。これまた日本ではお目にかかれない香りだった。
成田からのモノの写真を見ると、カレーがやや水っぽく見えないだろうか。このあたりのこと、重要である。
とにかく、インド料理の機内食についても、店の味同様、まだまだ日本は遅れている感じ。
今回のツアー、私にとっても、本場のスゴさを体感しリスペクトしつつ、謙虚に精進するための一助としてありがたい機会だ。頑張ろう。
次回も機内食のこと、さらにはデリー空港の軽食について書く予定。
《このブログを書いているときのBGM》
PINK FLOYD『ATOM HEART MOTHER』(1970)
ムンバイのホテルにて、YouTubeで聴いている。カッコいい邦題『原子心母』はタイトル直訳の勝利。
https://www.youtube.com/watch?v=uYLVbigYUfU
PINK FLOYD『ATOM HEART MOTHER』(1970)
ムンバイのホテルにて、YouTubeで聴いている。カッコいい邦題『原子心母』はタイトル直訳の勝利。
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