3月9日
南インド、タミルナドゥ州のマドゥライに滞在。ここでの宿はインド随一の高級ホテルである「タージ」系の「ゲイト・ウェイ・ホテル」。
マドゥライにやってきて、ずっと市内のおいしい店で食事してきた。そこで、最後の夜は「ゲイト・ウェイ」ならではの高級ホテル式タミル料理を満喫しようということに。
この日の朝、シェフにお願いして、メニューにないカレーも特別につくってもらうようにしておいた。準備はバッチリというわけ。
スターターは軽めに。左に「ベビー・コーンのスパイス炒め、右が「ジンジャー・フィッシュ」。
ベジタリアンのミールスは、食事ごとに必ずオーダーして、中味をチェック。この日も例外ではなかった。
これは南インド料理を代表する、野菜入り豆カレーの「サンバル」。少しだけココナッツも入っている。
サンバルと並んで、南インド料理を代表するカレーの「ラッサム」。日本の多くの店と違い、サラサラ。日本のはたいてい「トロトロのトマトスープ」にスパイスを足したようなモノだが、南インドでは、それらはラッサムとは見なされない。
「カボチャのクートゥ」。野菜と豆のマイルドなココナッツ煮込み。
ティンドラと呼ばれる小形のキュウリのような野菜をトマト風味のソースで煮込んだもの。私、インドの野菜でティンドラが一番好きかもしれない。
オクラを酸味の強いタマリンドベースのカレーで煮込んだ「コザンブ」。
粗砕きしたトゥール・ダール(キマメの挽き割り)とインゲンの炒め蒸しである「ビーンズ・ウシリ」。日本ではなかなか食べられないおかずだ。
ほかにジャガイモのココナッツ煮込みなど。
トマト・ライス。昼にも食べたが、さすがこちらは上品な味わい、食感にもバランスのよさがヒシヒシ。
白いご飯が盛られる直前の「ベジ・ミールス」。豪奢である。
料理の味わいが、一流ホテルと庶民派食堂で、北インドほど違わないのが、南インド料理の特徴の1つでもある。高級店やホテルでは、一品ごとの味わいをしっかりかみ締め、十分に分析しつつ食べられるのがうれしい。
ミールスとともに、メニューにない特別料理もやってきた。ご紹介は次回だ。
ミールスとともに、メニューにない特別料理もやってきた。ご紹介は次回だ。
《このブログを書いているときのBGM》
METRO『METRO』(1976)
パンク前夜に登場したデカダンな2人組のデビュー盤。ゲイっぽいジャケットだ。
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