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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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コーチンで最後のディナー ②

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3月7日

「南インド・ケララ州スパイス農園視察ツアー」、日本に戻る日のディナー紹介続編。

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 パニール・マッカーニー。パニール(インドのカッテージチーズ)をバター・チキンのソースで煮込んだ北インドのベジタリアンに人気のカレー。いかにも南インドのシェフが作る北インド料理らしく、適度にイナタく(泥臭くアーシーという意味の音楽業界用語、念のため)、北よりスパイシーでホット。これはこれで美味。

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 トマトベースのミックス野菜カレー。なぜかこれが激辛。アーンドラ料理みたいで私は好きだが、ちょっとビックリ。

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 オクラのココナッツマサラ。南インドのレストランスタイルのメニューとしてオーソドクスな手法で、似たレシピは拙著『カレーな薬膳』(晶文社刊)などにも掲載してある。オクラはこういう濃厚なソースがよく合うのだ。当然のように美味。

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 今回のツアーで最もよく食べ、そのたび感心したカレーかもしれない「ケララ風エビとマンゴーのカレー」。マンゴーは未熟で酸味のあるものを使用し、その酸味がカレー全体にバツグンのおいしさを与えてくれる。未熟マンゴーが東京でもアメ横や大久保などでときどき入手できるほかは、なかなかゲットしにくいのが難点だが、ぜひ皆さんにも体験していただきたいケララの美味でもある。この最後のディナーのも、おいしかった。

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 ランチのヘナチョコのリベンジにオーダーしたマトンビリヤニ。フライド・オニオンとカレーの風味自体が強い不思議な味つけで(塩辛いとかいうのとはまるで違う)、完食不可能。

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 カレーのお伴として好評だったのが「マラバール・パローター」。ケララ・パローター、あるいはしんぷるにパローターなどとも呼ばれるローカルな薄焼きパン。精白小麦粉を使用し、クロワッサンのように層がある。この層にカレーが絡みつき美味なのだ。日本の南インドレストランにもときどき見られるが、なぜか本場で食べる方が断然ウマいので、複雑な気持ちにもなる。

 この後、アイスクリームもいただき、身支度して、コーチンからシンガポール経由で帰国の途についた。

 参加者の皆さん、満足いただけただろうか。企画者の私は満足だったのだが…。

 さて、今年で4回目となる秋の「インド食い倒れツアー」だが、すでに目的地には狙いをつけている。これまたインド料理ファン、カレー好きには外せない、しかし日本人はあまり行かない場所わ訪れる予定。
 近日お知らせするので、乞うご期待。

《このブログを書いているときのBGM》
DUANE ALLMAN『SKYDOG THE DUANE ALLMAN RETROSPECTIVE』(2013)
 CD7枚組で未発表テイクあり。極私的ヘビーローテョンで、早くも今年のベストアルバムか。
 6枚目にはGRATEFUL DEADとの共演ライヴも収録(私はすでにこのライヴのブートを持っているが、やはりこうしてリリースされると感慨深い)。
http://www.youtube.com/watch?v=iR64lF2agbM
 気持ち悪いジャケだが、音は最高。これも入っている。

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