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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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ユニークなケララ式ミールスをムンナールで堪能

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3月4日

 朝食にウプマやサンバルを食べ、ホテルを出発。特筆すべきものはないので写真も割愛。

 その後、紅茶園でのレクチャー(オーガニックの茶園もあり)、キャベツ、グリーンピース、ニンジンなどの畑の見学、スパイス農園の視察などした後ランチ。
 ムンナール中心部(といってもかなりローカル)にあるスパイス屋やレストランが並ぶ通りにあるノンベジ、しかも中華まである店に入った。ローカルな地元の美味を味わう趣向である。

 で、当然、南インド式食べ放題の大皿定食「ミールス」(45ルピー)をオーダー。

 この店は変わっていて、ミールスもふつうの皿にふつうの盛り方で出てきた。なかなかユニークだ。

イメージ 1
 ケララといえば「赤米」。
 ふっくらと丸い形をしているが、まったくのインディカ米で、パラパラとして食べ心地は軽い。私にとって、ケララにきたなと実感する食材の1つ。

イメージ 2
 ドラムスティックやナス、大根、タマネギなどの入ったサンバル。
 大きな器になみなみ入ってきた。豆が濃い目でマサラもしっかり。間違いなく今回のツアー中、ナンバーワンだった。写真で観ると、私の作るサンバルに色味が似ている。

イメージ 3
 ピンボケ御免。劇的に薄いが、ご飯にかけるとバツグンにおいしいラッサム。本場ならではのラッサムの見本ともいうべき出来映えだった。
 それにしても、なぜか、最初からピッチャーに入ってテーブルに置いてあった。したがって熱くなかったのだが、日本人にはどうか。

イメージ 4
 これまたケララ発祥ともいえる「バターミルクカレー」。
 店のオヤジは「カードカレー」「ダヒカレー」と説明してくれた。カボチャの入ったヨーグルトカレーだったが、ウマかった。これは急に熱くすると分離するので、要注意。

イメージ 5
 赤米にカードカレーをかけたところ。そのおいしさに、ご飯がさらに進んだ。

イメージ 6
 これまたユニークだった「オクラのサブジ」(オヤジはそう呼んだ)。
 薄切りにしたオクラ、揚げタマネギ、刻んだ青唐辛子(かなりたっぷり)、カレー・リーフ、削ったココナッツなどのチリ炒めで(フライパンではなくドーサ用の鉄板で炒める)、猛烈に辛く、猛烈にウマかった。タミルのポリヤルでもケララのトーランでも、そしてもちろん北インドのサブジでもないのが、印象的。

 ほかにパパド、自家製チリピックルなどもついた。

 タミルに比べるとスパイス使いはシンプル、それでもおいしいケララベジタリアン料理の特徴がよく出たミールス。ツアー参加の皆さんにはどう映っただろう。

《このブログを書いているときのBGM》
TEN YEARS AFTER『A SPACE IN TIME』(1971)
 昨日逝去の知らせがあったアルヴィン・リーを偲んで。深みはないけど、好きなことだけやっている感じで、好きなタイプのミュージシャンだった。R.I.P
http://www.youtube.com/watch?v=jzrUqAtUcpU

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