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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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吉祥寺「まめ蔵」のやさいカレー

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12月某日

 吉祥寺といえば「喫茶店系カレー」の聖地ともいえる場所だ。

 中でも「まめ蔵」は人気の店。1978年10月オープンなので、私が東京に出てきた79年にはすでに吉祥寺にあったわけだ。

 そう考えると重厚な歴史を感じるが、実際のお店はいい意味で歴史の重みとは無縁、飄々とした軽やかさと、いかにも女性客に受けそうなホンワカとしたムードが印象的。

 カレーは大きなくくりとしては「欧風カレー」なのかもしれない。
しかし、店の居心地同様、より軽やかでヘルシー。スパイスの香りもさわやかで。日本米のご飯ともよく合って、クセになるおいしさ。

 多彩なメニューから今回、やさいカレーをオーダー。

イメージ 1
 野菜はナス、プチトマト、シシトウ、パプリカなど。昔食べたときは上にかいわれなど、のっていた気もするが。プレゼンも年々変わるのだろう。
 ベ―スのカレーソースが日本米とバツグンによく合うタイプなので、「ちきん」「豆まめ」「きのこ」「ぽーく」「びーふ」など(店の表記のまま)、どのカレーを頼んでもはずれることはない。
 ホール・スパイスをゴリゴリ挽いてブレンドしたようなところも感じられるカレーは見た目よりも軽やかな味わいで、個人的にはこれを「欧風カレー」と呼ぶのには、やや抵抗感がある(グルメ雑誌やカレーのサイトでは「欧風」と紹介されることが多い)。やっぱり「喫茶店系カレー」なのだ。

 私が食べているときも、お客様来店多数で、そのほとんどが女性。男性ひとりで食べていると何となく肩身が狭くもなるが、自信を持って堪能しよう。

「くぐつ草」「武蔵野文庫」そしてこの「まめ蔵」が吉祥寺「喫茶店系カレー」の御三家か。いずれも店の雰囲気、カレーの味わいがともに個性的で魅力的(例えば「武蔵野文庫」は私が学生時代、大学の近くにあった「早稲田文庫」の直系的後継。懐かしい)。
カレーファンはぜひ全店制覇していただきたい。 

《このブログを書いているときのBGM》
PAUL KOSSOFF『BLUE SOUL』(1986)
 不世出の名ギタリストのプレイを集めたオムニバス。泣ける曲と泣けるギターが勢ぞろい。
http://www.youtube.com/watch?v=bOejUVRBTp4

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