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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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アーンドラ風ピーマンのマサラ

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10月某日

 本来夏野菜だが、一年中簡単に手に入り、インド料理にピッタリな風味で、値段も手頃。
 それがピーマンだ。

 唐辛子の仲間で、それが辛くなくなり、肉厚でジューシーになったもの。
 もとが青唐辛子の一種なのだから、カレーに合わないわけがない。ザクザク刻んで、ルーのカレーにたっぷり加えて煮込むだけで、大人の味わいの本格派に変身する。できるだけ最初の方に入れて、形が無くなるよう煮込むのがおすすめだ。

 インドに行くと、単なるピーマンというより、肉厚なグリーンのパプリカという感じのしっかりした手応えを持つものに多く出会う。さらには赤、黄、オレンジのパプリカももちろんある。

 グリーンのパプリカのようなビッグなピーマンを、インドの人々は「カプシカム」や「グリーンペパー」と呼んで、いろいろな料理に使う。

 で、南インド、アーンドラ家庭料理名人のオバちゃんに教わった「カプシカム・マサラ」をひさしぶりに作ってみたら、これがまたバカウマ。

イメージ 1
 私の好きな沖縄の器に盛って。
 マスタード・シード、クミン・シード、カレー・リーフ、ウラド・ダール、ヒング、ターメリック、赤唐辛子粉、コリアンダー、ココナッツ・ファインなどで調味。
 本場のアーンドラ風としてはグッと辛くするところだが、この日はココナッツの効いたマイルドな仕上がり。
 ピーマンも肉厚なパプリカタイプは日本になかなかないので、普通のものを8個使った。

 チャパティやローティ、パラーターなどのパン、ドーサやアッパム、イドゥリなどの南インドパンにピッタリ。もちろんバゲットやカンパーニュ、トーストなどにもいいし、ご飯のおかずや弁当にもピタリ。

 そのうちサザンスパイスのレッスンや新刊に登場させたいと思う、私もお気に入りのアイテムである。 ありふれたピーマンからできる南インドの味わい、バツグンだ。

《このブログを書いているときのBGM》
LOVE『FOREVER CHANGES』(1967)
 黒人ロッカー、アーサー・リー率いる名バンドの最高傑作。ツェッペリンやドアーズ、80年代の英国ネオアコバンドらへの影響も大きいといわれるが、実際今聴いても、バツグンのカッコよさ。
 A面1曲目。
http://www.youtube.com/watch?v=cNcXFy8QTC4
 70年のライヴ。オリジナルメンバーではない。生ギターをハイワットのアンプにつないで歌うアーサー・リーの存在感がスゴイ。バンド全体のサイケでヒップ、スモーキーなムードもイイ。
http://www.youtube.com/watch?v=nmTkBB5yxr0
 66年のテレビ。完全に「ネオアコ」。やはりアーサー・リーがスゴイ。
http://www.youtube.com/watch?v=WYNPWMku5KU&feature=related

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