ダールカレー(挽き割り豆カレー)は複数の豆をミックスして煮込むとさらにおいしくなります

３月某日

　先日、私のインド人師匠と話をしていて「ダールカレー(挽き割り豆のスパイス煮込み)は２種類以上の豆を合わせて煮込むとおいしい」ということで意見が一致しました。

　とりわけ師匠や私がおすすめなのが
〇或賛紊靴覆ても３０分程度で煮えて、味わいも日本人好みで素直なもの
→ムング・ダール(緑豆の挽き割り)、マスル・ダール（レンズ豆の挽き割り）
∋阿烹魁腺胸嵜賛紊垢襪里よく、味わいも個性的なもの
→チャナ・ダール、ウラド・ダール、トゥール・ダール
　の，鉢△鯀箸濆腓錣擦襪笋衒任后

　量的には，鬮△稜槊未阿蕕い砲垢襪反べやすいと思います。
　具体的には，鬘吋ップ、△鬘/２カップで煮込めば、たっぷり４人分のちょっと珍しくておいしいダールカレーが楽しめます。

　特に最近は、南インド料理好きの方から
「テンパリング(インド料理ならではの香り油のテクニック。詳しくは私の各著作をご覧ください)」以外にウラド・ダールを活用する方法を教えてほしい。
　といわれることが少なくありません。

　そういうときの答えとして
「ダールカレーに混ぜて使うとおいしいですよ」
　となるわけですね。

　一方、私のおすすめなダールの組み合わせの一例は
「トゥール・ダール＋マスル・ダール」
　実はこれ、北インドのイスラーム式ダールなのです。

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　トゥール・ダールとマスル・ダールのミックスダールカレー。見た目は普通のダールですね。
　ギーもたっぷり入れました。ご飯、パンとも、バツグンの相性です。

　ダールカレーのレシピは拙著『旬のかんたんスパイスカレー(アスペクト刊)』、『カレー大全　カレー伝道師の１６０話』(講談社刊)などにあります。ご参考にどうぞ。

　南インドのサンバルやラッサムに使うだけがトゥール・ダールの役割ではありません。
　対極的ともいえる、北インドのイスラーム料理でも大活躍なのです。

★４月２１日、クッキングスタジオ「サザンスパイス」では、こうした豆カレーのノウハウをレッスンする「インドカレー名人講座」を開きます。よかったら、どうぞ。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20apl%202012.html

《このブログを書いているときのBGM》
STEVIE SALAS『THE ELECTRIC POWWOW』(1993)
　多彩なゲストを迎え、ブルースのスタンダードやロックの隠れ名曲のカバーまで幅広く披露した名作。リック・デリンジャーやロビン・トロワーの曲をカバーしたセンスに脱帽です。
http://www.youtube.com/watch?v=Kfqq8GspRNg
　原曲もいいですが、これもゴキゲン。もっと評価されていいミュージシャンだと思います。

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