3月11日
最近、目ざといインド料理ファンの間で、名前が知られつつあるのが「チェティナッド料理」。
南インド、タミルナドゥ州南部のマドゥライやカライクディを中心地とする料理スタイルで、チェティヤールという豪商カーストの人々が食べていた料理が基になっている。
チェティヤール・カーストは中国の客家と同じく、アジア諸国を海路から巡り、各国の珍しいスパイスやハーブ、食材を調達しては、自分たちの料理に反映してきた。
だから東南アジア原産のシナモンやクローブ、中国のスターアニス(八角)などを、ターメリックやブラック・ペパー、コリアンダーやクミンとともにたっぷり使い、ベジタリアンが優位な南インドにあって、チキンやマトンのほか、アヒルやウズラ、果てはウサギや鹿なども含めたノンベジ料理が得意。そんな食材に合わせてか、味つけもスパイスたっぷりでパワフルなものが多い。
そんな独特の食文化を構築したチェティナッド料理だが、タミルナドゥの州都チェンナイにも、この料理の専門店が多数ある。
この日のランチは、そんなチェティナッド料理専門の人気店の1つ「カライクディ」に伺うことにした。
今回の旅ではスープがあれば必ずオーダー。これはドラムスティックのスープ。チェティナッド料理の代表的アイテムでもある。
チキン65。ここのは揚げるだけのもの。野菜のディスプレイがいかにもインド。
サメのほぐし身スパイス炒めの「ソラ・プットゥ」。見た目より味が薄かった。
ベジタリアンのミールス。サラサラのラッサム、それより濃い目で風味のよいサンバル。キャベツのクートゥとポリヤル、そしてカード(ヨーグルト)にドカメシ。結局、これがいちばん落ち着く味だった。
ほかに生マンゴーのフィッシュカレー、タマリンドのフィッシュカレー、マトンミートボールのカレー、豆団子のカレー、ココナッツ風味のチキンカレー、ベジカレーなどいただいたが、正直、印象に残るモノがなかった。
ちなみにこの店、以前来たときも似たような感想。わるくはないが、とりたててよくもない。モヤモヤ感があって、困るのであった。
《このブログを書いているときのBGM》
BEDLAMの同名アルバム(1973)
ジェフ・ベック・グループを辞めたコージー・パウエルが、元プロコル・ハルムのギタリスト、デイヴ・ボールらと結成したヘビィ・ブルース・ロック(?)のバンドのデビュー盤。フェリックス・パパラルディのプロデュースだが、この1枚で解散。
https://www.youtube.com/watch?v=P1kJXy8Y0cE
この曲はそこそこイイが、全体としてはやや散漫なアルバムか。
BEDLAMの同名アルバム(1973)
ジェフ・ベック・グループを辞めたコージー・パウエルが、元プロコル・ハルムのギタリスト、デイヴ・ボールらと結成したヘビィ・ブルース・ロック(?)のバンドのデビュー盤。フェリックス・パパラルディのプロデュースだが、この1枚で解散。
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この曲はそこそこイイが、全体としてはやや散漫なアルバムか。
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