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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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北インド、パンジャーブ州で出会った「インドのトーフ」(ソヤ・パニール)

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10月30日

 年が明けても、ダラダラ続く「インドツアー2013」パンジャーブ~デリー編のレポート。まったり、おつきあいいただきたい。

 この日の昼は家庭料理の達人MEENAさんの料理教室に参加。
 パンジャーブ州名物の辛子菜カレー「サルソン・カ・サーグ」やトウモロコシの薄焼きパン「マキ・キ・ローティ」などユニークなメニューを多数教えていただいたが、中でも要注目のアイテムがあった。「インドのトーフ」である。

★「サルソン・カ・サーグ」のレポート
http://blogs.yahoo.co.jp/akirawatanabe2191960/67224915.html

★「マキ・キ・ローティ」のレポート
http://blogs.yahoo.co.jp/akirawatanabe2191960/67227029.html

イメージ 1
 パッケージにソヤ・パニールSOYA PANEERとあるが、言い得て妙だ。

 パニールは「インドのカッテージチーズ」とも訳される。牛乳にレモン汁などの酸を加えて凝固させ、それを水切りして固めた食品だ。牛乳を大豆にして、酸をにがりに置き換えたのが豆腐である。

 インドでは、菜食主義の人も乳製品は食べる。ヒンドゥー教の神様である牛から出た神聖なモノ、それが牛乳だからだ。

 で、TOFU、あるいはSOYA PANEERはヴィーガンや糖尿病患者に人気らしい。

 そのまま食べてみると、パニールが「カッテージチーズをサッパリさせた感じ」であるのに対し、さら
にサッパリ感やアッサリ感を増大させた印象。また水切りの度合いも冷凍できるくらい強力なわけで、豆腐よりもはるかにパニール寄りな食材といえる。

イメージ 2
 パッケージから出すと、やはり豆腐というよりパニールに近い。

イメージ 3
 ナイフで食べやすいサイズに切り、そのままカレーに入れて煮込む。

 この日「インドのトーフ」でつくっていただいたカレーは2種類。
 まずは「ナブラタン・コルマ(9種類の具材を入れたゴージャスでマイルドな野菜カレー。パンジャーブを代表する料理の1つ)」に似たカレーソースの「トーフ・コルマ」。
イメージ 4

 そして、もう1つはナッツのペーストや生クリームをふんだんに使った白いカレーソースの「トーフ・イン・ホワイト・グレービー」。
イメージ 5
 昔、シンガポール航空でチェンナイからシンガポールのフライト最中、タージグループの総シェフであるヘマント・オベロイ氏が監修して出された「パニール・ホワイト・カレー」を思い出し、個人的にたいへん感激。ウマかった。

 パニールも好きだが、この素材も使える。たいへん刺激にもなるありがたい料理教室なのであった。
 レポートは次回に続く。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ALLMAN BROTHERS BAND『EAT A PEACH』(1972)
 DUANE ALLMAN没後に出された名盤。アナログA面の空虚感に涙。
http://www.youtube.com/watch?v=h2Ro7LLEaQQ
 スライドはディッキー・ベッツ。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




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