9月某日
南インドの軽食ティファンTIFFIN(本当はティフィンという発音だが、なぜか南インドの人々は「ティファン」というのがふつう)でも、現地でよく朝食に食べられるものの一つが「ラヴァ・ウプマ」だ。
ラヴァというのはセモリナという食材名で、ウプマというのが料理名。ウプが塩、マは小麦粉(FLOUR)が原義で、実際としては「セモリナの炒り蒸し」「セモリナの硬いおかゆ」といった料理になる。
南インド、チェンナイの名店シュリ・バラシー・バーバンの「ワダ・ウプマ」。ドーナツのようなのが「ワダ」。甘くない。その横の白いのが「ラヴァ・ウプマ」。硬く練り上げてあるのがわかるだろう。
下はクッキングスタジオ「サザンスパイス」でのレシピだ。
《レシピ》ウプマ~超粗挽き小麦粉の炒り煮(南インドの軽食ティファンの一種)
材料(1~2人分) セモリナ1カップ、青唐辛子1本の小口切り(シシトウ2本の小口切りあるいはピーマン1/2ケのみじん切りでもいい)、ショウガのみじん切り 大さじ山盛り1、塩 小さじ1、サラダ油 大さじ1~2、ギーまたはバター10~20グラム(お好みで加減)、タマネギの粗みじん切り1/4ヶ、バターで炒めたカシューナッツ10粒(なければ省略)、レモン汁 少々、水2カップ
《ホール・スパイス》 マスタード・シード 小さじ1、ウラド・ダール 小さじ1、タカノツメ2本、ヒング 小さじ1/8、カレー・リーフ20枚
【下ごしらえと調理】
.侫薀ぅ僖鵑鰺儖佞掘▲札皀螢覆魘屬蠅垢襦その際サラダ油を少量たらしてもいい(分量外)。
▲札皀螢覆少し色づいたら、ボールなどにとっておく。
フライパンを軽くふきとったら、再び火にかけ、サラダ油を入れる。火は弱めの中火。
ぅ泪好拭璽鼻Ε掘璽匹魏辰─▲イルに香りを移す。
ゥ泪好拭璽鼻Ε掘璽匹パチパチはじけだしたら、弱火にして他のホール・スパイスも加える。
ΕΕ薀鼻Ε澄璽襪茶色くなったら、ショウガ、青唐辛子、タマネギを入れ、タマネギがしんなりするまで2~3分炒める。
Э紕殴ップを加え、沸騰させる。
炒めたセモリナとカシューナッツ、塩を加えて全体をサックリ混ぜたら、素早く練り込む(このとき火を弱くして練るとやりやすい)。
さらにギーかバターを度加えながら、ダマがないように練り込めばできあがり。レモン汁をさっとまわしかけ、塩加減をもう一度チェックしよう。
【おいしさのヒント】
・セモリナとお湯の量的配分、火加減でかたさが変化する。手でまとめられるかたさが現地式。
・ダマができないように弱火でミックスするといい。
・ショウガやタマネギといっしょにニンジンやジャガイモ、インゲン、グリンピースなどのみじん切りを炒めてもいい(チャーハンのイメージ)。これらの材料に火が通ってからセモリナを加えよう。
材料(1~2人分) セモリナ1カップ、青唐辛子1本の小口切り(シシトウ2本の小口切りあるいはピーマン1/2ケのみじん切りでもいい)、ショウガのみじん切り 大さじ山盛り1、塩 小さじ1、サラダ油 大さじ1~2、ギーまたはバター10~20グラム(お好みで加減)、タマネギの粗みじん切り1/4ヶ、バターで炒めたカシューナッツ10粒(なければ省略)、レモン汁 少々、水2カップ
《ホール・スパイス》 マスタード・シード 小さじ1、ウラド・ダール 小さじ1、タカノツメ2本、ヒング 小さじ1/8、カレー・リーフ20枚
【下ごしらえと調理】
.侫薀ぅ僖鵑鰺儖佞掘▲札皀螢覆魘屬蠅垢襦その際サラダ油を少量たらしてもいい(分量外)。
▲札皀螢覆少し色づいたら、ボールなどにとっておく。
フライパンを軽くふきとったら、再び火にかけ、サラダ油を入れる。火は弱めの中火。
ぅ泪好拭璽鼻Ε掘璽匹魏辰─▲イルに香りを移す。
ゥ泪好拭璽鼻Ε掘璽匹パチパチはじけだしたら、弱火にして他のホール・スパイスも加える。
ΕΕ薀鼻Ε澄璽襪茶色くなったら、ショウガ、青唐辛子、タマネギを入れ、タマネギがしんなりするまで2~3分炒める。
Э紕殴ップを加え、沸騰させる。
炒めたセモリナとカシューナッツ、塩を加えて全体をサックリ混ぜたら、素早く練り込む(このとき火を弱くして練るとやりやすい)。
さらにギーかバターを度加えながら、ダマがないように練り込めばできあがり。レモン汁をさっとまわしかけ、塩加減をもう一度チェックしよう。
【おいしさのヒント】
・セモリナとお湯の量的配分、火加減でかたさが変化する。手でまとめられるかたさが現地式。
・ダマができないように弱火でミックスするといい。
・ショウガやタマネギといっしょにニンジンやジャガイモ、インゲン、グリンピースなどのみじん切りを炒めてもいい(チャーハンのイメージ)。これらの材料に火が通ってからセモリナを加えよう。
一度炒ったセモリナをもう一度、スパイスやハーブ、香味野菜などとともにお湯で練り込む。ダマがないよう練り上げるテクニックが必要だ。
大事なのは、できあがりの硬さだ。手でまとめられる硬さがないとダメで、ズルズルとしたゆるいお粥みたいにしてはいけない。
最後の方にギーやバターを加えるとダマができにくくなり、硬すぎる生地をなめらかにして、風味をよくする効果がある。
お湯を多めにした場合、練り上げた後、フタをしてときどきかき混ぜつつ、弱火で蒸し上げて濃度を上げるといい。
南インド、コーチンの一流ホテル、カジノホテルの朝食ブッフェのウプマ。おからのように見えるが、そのくらいドライに仕上げるのがいい。
インドでナンバルワンの格式をもつムンバイの「ボンベイタージ」ホテルの朝食ブッフェのウプマ。
ムンバイ~デリーの機内食のウプマ。
日本でのウプマ。銀座の名店『アーンドラ・ダイニング』のウプマ。型抜きがイイ。
これは私が作ったもの。2006年。
これも私。トマトの激辛煮込みチャトニ(トマト・グレービー)とともに。2004年。
ウプマはユルく作るな。硬くしないとダメ。
これは、私にとって最初にして最大の南インド料理の師匠、九段下&麹町アジャンタのシェフだったカルピヤ・マニ師のことば。今もその教えを守っている。
これは、私にとって最初にして最大の南インド料理の師匠、九段下&麹町アジャンタのシェフだったカルピヤ・マニ師のことば。今もその教えを守っている。
《このブログを書いているときのBGM》
T-REX『THE SLIDER』(1972年)
今日は私のアイドルの1人、マーク・ボランの命日。
http://www.youtube.com/watch?v=mBTX5Pk8xEY
全曲聴ける。
T-REX『THE SLIDER』(1972年)
今日は私のアイドルの1人、マーク・ボランの命日。
http://www.youtube.com/watch?v=mBTX5Pk8xEY
全曲聴ける。
★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!