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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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カーケー・ダー・ホテルKAKE DA HOTEL近くの「ニュー・ナショナル」も地元で有名

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5月17日

 デリー、コンノート・プレイスあたりの有名レストランとしては、今回レポートした「カーケー・ダー・ホテルKAKE DA HOTEL」のすぐ近くにある「ニュー・ナショナル・レストラン」も地元の庶民派グルメに人気の店の1つ。

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 バター・チキンが当店自慢のスペシャルだという旨も看板に書いてある。

 今回は入らなかったが、かつてBS朝日の「亜細亜見聞録」という番組に出演した際も、パーソナリティの石川次郎さんといっしょに探訪したことがある。2007年のことだ。
★「亜細亜見聞録」はこんな番組。私が出演した回は「幻の名店で食べるナハリ~牛スネ煮込みカレー」ほか、それまで日本のテレビにはなかった、本邦初公開の味ばかりを私が監修した、たいへん貴重な内容。ほかの国のオンエアももちろん同様に素晴らしい。ブルーレイにしたらいいのに。
http://www.bs-asahi.co.jp/asia/

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 このときの店の看板。上にある今のと違う。店自体も移転したのもしれない。

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 取材の際いただいた「チキン・ティッカ」。
 ホワイト・ペッパーとカルダモンのパウダー、そしてヨーグルトなどに漬け込んで、タンドゥールでロースト。さらに上からガラム・マサラとチャット・マサラ。香ばしく美味だった。

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 これも取材で食べた「チキン・ティッカ・マサラ」。
 イギリス生まれのインド料理といわれ、骨なしタンドゥーリ・チキンを甘ったるいバター・チキンのカレーソースで煮込んだものが正統とされるが、見事に「ニュー・ナショナル」のは、いい意味で期待を裏切っていた。フライド・オニオンとトマトのパンジャービー風グレービーのスパイシーで辛いタイプだったのだ。これを全粒粉のタンドゥーリ・ローティで食べると最高だった。

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 これは「カーケー・ダー・ホテルKAKE DA HOTEL」のタンドゥーリ・ローティ。ナーンよりもこちらが人気。滋味深くて、かみ締めるたびに美味。

 バター・チキンのみならず「チキン・ティッカ・マサラ」もいろいろあるのが、本場インドの料理事情だ。
 こうした点をきちんと把握している専門家は日本に少ない、というよりあまりいないように思われる。

 ともあれ、地元のファンに人気という点で、この店もデリーに行ったら行く価値ありだろう。

《このブログを書いているときのBGM》
BOBBY WHITLOCK『WHERE THERE'S A WILL THERE'S A WAY THE ABC DUNHILL RECORDINGS』(2013)
 DUANE ALLMANの7枚組アンソロジーとともに、今年のベストアルバムはこれらにキマリか。というくらいの充実ぶり。この人、ホント過小評価だろう。
http://www.youtube.com/watch?v=6mRo3Hnlqik
 冒頭を飾るナンバー。いきなり強烈なグルーヴにやられる。スライドはクラプトン、リズムを刻むのはジョージ・ハリスン。よく聴くとベースのクラウス・ブーアマンのプレイが密かにスゴイ(カーリー・サイモンの「うつろな愛」もこの人)。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




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