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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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都下、羽村市の「福島屋」はスゴいオーガニックスーパーだ

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4月某日

 仕事で都下、多摩方面へ。

 用を足してから、いい機会なので、前々から伺いたかった、優れたオーガニック系スーパーとして評判の高い「福島屋」本店のある羽村まで足を伸ばした。

 羽村駅から徒歩5分のところにある「福島屋」。住宅地の真ん中に、一般小売りの店舗と業務用食材も置かれた別店舗、ケーキやベーカリーのショップ、花屋、そしてレストランも併設されている。

 まず業務用店舗に入って感心したのは、野菜や果物、肉、シーフードの生鮮産品のレベルが予想以上で、トレースもしっかりしていること。都心の業務用卸にもなかなかないノリである。

 さらに驚いたのは、私も使っている「アンビカ・トレーディング」のスパイスをはじめ、エスニック所在がやたら充実していること。

 続いて、一般小売店舗をぐるりと一回りしたが、これまたそのレベルの高さと品ぞろえに感激そして感嘆。ここのバイヤーはかなりデキるとニラんだ。

 一般食品のほか、手作り惣菜の充実ぶりとレベルの高さにも目を見張るものがあった。例えば、無農薬野菜の「蒸し野菜」量り売りなんてうれしい企画だし、揚げものの油まで圧搾ものにこだわったり、どのブランドを使用したかね表記してあるのも、いいなあと思った。

 せっかくなので、店舗近くのベーカリーレストランでランチ。平日の13時半すぎなのに、しゃれたファミレス的な広い店舗はすごい混みよう。人気ぶりが伺えた。

 日替わりパスタランチ1200円をオーダー。メイン以外のサラダ、パン、ドリンクはブッフェスタイルで食べ放題なので、この価格らしい。

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 店舗でも惹かれたオーガニックの「蒸し野菜」があったので、さっそくチェック。
 味と香りが濃く、バツグンだった。マヨネーズソースも手作りで、私のような大アンチマヨラーでも、全然オーケー。

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 グリーンリーフの生野菜サラダ。これまた美味。自家製トマトドレッシングもバッチリ。

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 国産小麦、無添加のパン類も食べ放題。蒸し器に入ったベーグル、焼きたてのフォカッチャなど、どれもシンプルなうまさ。

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 メインの無添加ソーセージ風味のトマトソース平打ち麺パスタ。素材重視の味つけが正解。幅広い顧客に受ける美味がいい。

 店舗だけでなく、レストランもイケていた。

 全体として予想をはるかに上回る、ハイレベルなオーガニック系スーパー。
 しかも、ハイエンドなものだけでなく一般商品もあるので、顧客は自分の嗜好や財布と相談しつつ、自由に買い物できる。経営の上でも大事なことだ。

 都内では、大崎のマークシティに別名の店舗があるそうだ。

 こだわり系の食に興味のある方は要チェックのブランドといえよう。

★福島屋の総合サイト
http://www.fukushimaya.net/

《このブログを書いているときのBGM》
GANG OF FOUR『SOLID GOLD』(1981)
 バンド時代、好きだった。何といっても金属的なギターのカッティングとファンクなリズムのマッチングがイイ。
http://www.youtube.com/watch?v=smssFJEyK0E
 ギターのアンディ・ギルはレッチリのデビューアルバムのプロデューサーでもある。 

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




ダンチュウdancyu3月号に『市販のルウだけでごちそうカレー』(ぴあ)のレビューあり

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5月某日

 少し前の話。

 ダンチュウdancyu誌の今年3月号は「日本酒」特集。あまりの人気であっという間に売り切れたのだが、雑誌には異例の重版対応で手に入るようになった。

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 で、この号では昨年末に出た私の本、『市販のルウだけでごちそうカレー』(ぴあ)の紹介をしていただいた。

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 この紹介文、うれしく誇らしい。
 そしてもちろん、いい本なので、皆さん、書店で手に取っていただきたい。

 ちなみにこの連休明けには書店に並ぶダンチュウdancyu最新号、いつもよりちょっと早い「カレー特集」号だ。内容は盛りだくさんで読み応えたっぷり。乞うご期待である。

《このブログを書いているときのBGM》
IGGY AND THE STOOGES『READY TO DIE』(2013)
 ついに出た、最高の相棒であるギタリストのJAMES WiLLIAMSONが全面参加そしてプロデュースの最新作。いつもながらのIGGYの世界で最高だ。
http://www.youtube.com/watch?v=j_0b8RLJuPo
 このリズムワーク、昔のままのギターだが、懐かしくはない。現在進行形のカッコよさ。 

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南インド風カリフラワーのガーリック・ペパー炒めのレシピ

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5月某日

 カリフラワーというと、インド料理で人気があるのは、何といっても「アールー・ゴービー」と呼ばれるジャガイモとカリフラワーのスパイス炒め。

 ちなみに、拙著『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)には、調理テクニック別に3種類の「アールー・ゴービー」レシピを掲載。こんなインド料理本は日本はもちろん、世界にも例がないはず。

 ところで、アールー・ゴービーは北インド料理。南インドの人は、さらに違ったレシピでカリフラワーを楽しんでいる。

 私が個人的に好きで、よく作るのは、粗挽きのブラック・ペパーとクミン・シード、そしてニンニクを隠し味にしたタミルナドゥの炒めもの。

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 この日はピーマンもいっしょに炒め、仕上げに香菜たっぷり。

【レシピ】南インド風カリフラワーのガーリック・ペパー炒め
材料(4人分)カリフラワー大1/2個分(400グラム程度)、タマネギのみじん切り1/2個分、カレー・リーフ20枚、ニンニクのすりおろし1かけ分、塩 小さじ1強、サラダ油 大さじ2、刻んだ香菜 ひとつまみ
《ホール・スパイス》マスタード・シード 小さじ1、ウラド・ダール 小さじ1、タカノツメ2本、ヒング 小さじ1/8
《マサラ・パウダー》クミン・シード 小さじ1、ブラック・ペパー 小さじ1→両方を空炒りした後、いっしょにスパイスミルなどで粗く挽いておく。
【下ごしらえ】
.リフラワーは小房に分け、火の通りと食べやすさを考えたサイズにカットし(初心者はやや大きめの方が煮崩れず無難)、塩少々(分量外)を加えたお湯で、硬くゆでておく。例えば、火を付けたぬるま湯にカリフラワーを入れ、沸騰後30秒後に火を止め、1分したら引き上げるといい。
【調理】
|羃敍蕕フライパンにオイルを入れ中火にしたら、マスタード・シードを入れる。
¬涼罎妊僖船僖舛呂犬韻燭蕁⊆絏个砲靴涜召離曄璽襦Ε好僖ぅ垢魏辰┐襦
F蕕魴擇揺すりながら加熱し、ダールが茶色くなったらニンニクとマサラ・パウダーを加えて軽く混ぜる。
ぅ織泪優を加え、中火にして半生状態まで軽く炒めたら、カリフラワーとカレー・リーフを加える。
ケ眛譟∩澗里鰺蹐瓩襪茲Δ砲靴藤押腺格炒める。
α澗里なじんだらできあがり。香菜を振り混ぜよう。

 タマネギが半生ぐらいの軽い炒め具合でも十分おいしいのも、大きな特徴。

 ブロッコリーでもできる。ぜひお試しを。

《このブログを書いているときのBGM》
SHUGGIE OTIS『WINGS OF LOVE』(2013)
 70年代から90年までの未発表曲を集めた「新作」。デカイ音で聴くと、この人、ギター同様、ベースもスゴイことがよくわかる(ザッパ先生のソロアルバム『HOT RATS』でもベースを弾いていた)。 
http://www.youtube.com/watch?v=yT5JWf_SduM
 ちなみに、大ヒットしたこの名曲もシュギーがオリジナル。
http://www.youtube.com/watch?v=1F4cci_SJeA

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南インドのスープカレー「ラッサム」に香菜たっぷりって、外食にないのか

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5月某日

 最近、プライベートでもっともよく作り、よく食べるインド料理、それは南インドのスープカレー「ラッサム」だ。

 何しろ、レシピはシンプル、おいしく、体にいい。

★ラッサムのレシピは『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)、『カレーな薬膳』(晶文社)などに掲載。

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 ラッサムに新鮮な香菜をたっぷりあしらうとさらにおいしいのだが、意外とそうしてくれるインドレストランは日本に少ない。
 まあ、おいしいラッサムを供するインド料理店自体、多くはないのだから、仕方ないことではあるが。
 だから、自作して楽しむことがさらに大きな意味を持つわけだ。

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 玄米にラッサム、さらにその上に香菜。すべてがおいしいのだが、これまた外食では無理。

 とにかく、日本のインドレストランで何が不満かといえば、香菜の量が少なく、使い方もヘタなこと。

 その点、私が10年以上前シェフをしていた店は毎日、ものすごい量の香菜を消費していた。
 完全食べ放題のミールスとともに、当時の日本では私の店しかやっていない「誇るべき暴挙」だったはず。

 そのはるか前、80年代後半の麹町「アジャンタ」、南インドのマニさん、北インドにフセインさんというスーパーシェフ2人がいるときの香菜の使い方、これもまた凄まじかった。
 何しろ、常連のお客様の特別オーダーで「香菜づくしのフルコース」というのも実施したくらい。

 そういう現場にいた者からすれば、現在の日本のインドレストランにおける香菜の扱いは、何とも物足りない。

《このブログを書いているときのBGM》
ゆらゆら帝国『ミーのカー』(1999)
 日本の現代ロックでは確実に別格な存在のいいバンド。どの作品も好きだ。これはメジャー第2作目。
http://www.youtube.com/watch?v=bxnNhpibP1s 

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新ジャガとインゲンのポリヤルのレシピ

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5月某日

 今が盛りの新ジャガイモ。そして沖縄や九州産がおいしいインゲン。これらを合わせて、南インド、タミルナドゥ式野菜の炒め蒸しココナッツ・ファイン仕上げの「ポリヤル」を作ってみた。

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【レシピ】新ジャガとインゲンのポリヤル(南インド・タミル風香味炒め蒸し)
材料(4人分)新ジャガイモ400グラム、インゲン100グラム(12本程度)、ココナッツ・ファイン 大さじ2、塩 小さじ1/2、カレー・リーフ20枚、サラダ油 大さじ2、
《ホール・スパイス》 マスタード・シード 小さじ1、ウラド・ダール 小さじ1、タカノツメ2本、ヒング 小さじ1/8、クミン・シード 小さじ1/2、メティ・シード 小さじ1/4
《パウダー・スパイス》 ターメリック 小さじ1/4、カイエン・ペパー 小さじ1/4 
【下ごしらえ】
/轡献礇は食べやすい大きさにカットし、硬めに塩ゆで。インゲンはそのまま硬めに塩ゆでしてから、細かく刻んでおく。
【調理】
.侫薀ぅ僖鵑簔羃敍蕕縫汽薀戚鯑戝羃个砲掘▲曄璽襦Ε好僖ぅ垢里Δ船泪好拭璽鼻Ε掘璽匹鯑譴襦
▲泪好拭璽匹パチパチしはじめたら、弱火にしてほかのホール・スパイスも加える。
ダールが少し茶色く色づいたら、ジャガイモ、インゲン、カレー・リーフを加える。
っ羃个覗澗里鰡屬畊腓錣擦燭蕁⊆絏个砲靴謄僖Ε澄次Ε好僖ぅ垢髪魏辰┐襦
ゾし火を強め、軽く炒める。
Ε侫燭鬚靴藤押■格弱火で蒸し煮する。
野菜がしっとりしたら、ココナッツ・ファインをふり混ぜ、できあがり。

 北インドのサブジとはスパイス使い、カレー・リーフ、そして何よりココナッツ・ファインによる仕上げが異なる。

 シンプルで美味な惣菜。お試しを。

《このブログを書いているときのBGM》
IGGY AND THE STOOGES『READY TO DIE』(2013)
 目下ヘビーローテーションな1枚。アルバムタイトルからロックしている。
http://www.youtube.com/watch?v=RDGG2k3tbIw
 いつもながらのサウンド。一時はソニーの現地法人社長を務めていたというJAMES WILLIAMSONのギターとプロデュースも冴えている。

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吉祥寺「ローズベーカリーROSE BAKERY」のベジプレートランチ

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5月某日

 用足しで行った連休の吉祥寺。
 行楽で皆遠くに行って、少しはすいているかの予想は大はずれ。街中がものすごい混みようでヘトヘトに。

 用事を済まして、駅ビル「アトレ」内のカフェで遅いランチ。

ローズベーカリー」はパリが本店らしく、日本でもいい立地に出店している。

初めて入るが、いい雰囲気だ。料理はどうだろう。

 ベジタリアンのカミさんといっしょなので、ベジのプレートをオーダー。スープとドリンクがついて1200円。

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 スープはカリフラワー。素材の選び方、見た目ともインドの高級ホテルのブッフェみたい。味もイイ。気に入った。パンもついていたが、そちらも美味。

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 グリーンリーフのヴィネグレット、松の実やワイルドライスの入ったニンジンのラペ、キャベツと紫キャベツそしてレンズマメのカレー風味、リンゴとセロリのサラダ、カップの中にはモッツァレラとトマト、ナス。パンはやはり美味。

 食後のコーヒーもおいしく、どの料理もレベルが高い。

 素材のオーガニックへのこだわりも強く、デリメニューがおいしそうな上、ビールやワインも飲める。

 なかなか使い勝手のいい店だ。
 またこようと思った。

《このブログを書いているときのBGM》
JERRY GARCIA『GARCIA COMPLIMENTS』(1974)
 デッドのリーダーのソロ2弾目。カバー主体だが、その音楽性の広さと懐の深い解釈ぶりに脱帽。DUANE ALLMANが尊敬していたのもよくわかる。
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=fx9yHiDSE1E&feature=endscreen
 ソロがメチャカッコいい。

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ダンチュウdancyu最新号 渋谷「ムルギー」に関する私のコメントについて

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5月10日

 毎年、全国のカレーファンがその発売を楽しみにしている日本一のグルメ雑誌「ダンチュウdancyu」のカレー特集号。

 今年は例年より早く6月号で5月7日の発売。
 特集タイトルは「カレーの学校。」で、興味深く、おいしそうな記事のオンパレードである。
★カレー特集号の内容はコチラ
http://www.president.co.jp/dan/backnumber/2013/20130600/

 私もその中で、「にしきや」さんのレトルトインドカレーシリーズのご紹介とともに、『好きなカレーを教えてください』という読み応えバツグンでおもしろいアンケート企画に登場している。

 詳細は誌面をご覧いただくとして、1位に挙げた渋谷「ムルギー」に関する私のコメントを見た方々から
「ムルギーはインドカレー、あるいはインドカリーなのですか。違うと思うのですが」
 というような意見をいただいた。

 このブログでお答えしておこう。

「もちろん、ムルギーは正確な意味においてインドカレー、あるいはインドカリーではありません」

 実は掲載にあたり、ちょっとした手違いがあったようで、記述が少々変わってしまったのである。

 もともと、私が書いた渋谷「ムルギー」と麹町「アジャンタ」に関するコメントは以下の通りだ(2位の「アジャンタ」に関するコメントまで読まないと、私の個人的カレー史における「ムルギー」の位置づけがわからない)

1位: 渋谷「ムルギー」
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13001732/
好きなメニュー「卵入りムルギーカリー」
インド料理に目覚める前、1980年頃、バンドをやるため出てきた東京で初めてハマった「印度」カリー。いわば私のルーツみたいな存在です。今も何か悩んだりしたら、初心に帰る意味でこのカリーをいただきます。すると悩みも晴れ、やる気がみなぎるのです。いまだにレシピがわからないのは残念ですが、それがあるので、かえって魅力的なのかもしれません(いつの日か、突撃取材させていただきたいものですが)。

                     
2位: 麹町「アジャンタ」
http://www.ajanta.com/
好きなメニュー「マトンカレー」
こちらはインド料理の魅力を初めて体感した店。今はもうないバツグンなムードの九段下店でいただく粒のスパイスのゴロゴロ入った激辛マトンカレーは空前絶後の味わい。心底インドに行ってみたいと思いました。そして生まれて初めてのインド旅行後、麹町店の厨房で料理人として修業を開始。夢のような日々でした。今でも「アジャンタ」の「マトンカレー」「チキンカレー」「キーマカレー」は私の中でスパイシーな本格カレーの基本となっています。

 これだけ長い独自コメントをお送りしたのが、かえって混乱を招いたのかもしれない(ちなみに、私、アンケートの回答を「総合編」と「インドカレー編」の2つ用意して、編集部に読んでいただいた。採用されたのは「総合編」である)。

 
 結果的に「印度」カリーが、ふつうのインドカリーになってしまい(「印度」と漢字カッコづけにしたこと。ここに、正統的なインドカレーやインド料理とは異なるというメッセージを込めたのだが、うまく伝わらなかった)、インド料理に目覚める前という記述も飛んでしまった。

 その結果、私の意味するところとはやや異なるコメントが掲載されるに至った。

 この件、すでにダンチュウdancyu編集部とは調整済みであり、お互いスッキリといい関係である。

 が、誤解を生みやすいコメントでもあるし、情報が独り歩きしても困るので、あえて載せさせていただいた。
 こうしたことを許諾いただいたダンチュウdancyu編集部の、真摯で寛大な対応に感謝申し上げたい。

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 卵入りムルギー。私にとって「永遠の基本」である。

 とにかく、本誌をまだ読んでいない方は、すぐに本屋さんやコンビニに行くように。

《このブログを書いているときのBGM》
TRAFFIC『MR.FANTASY』(1967)
 今日が誕生日のデイヴ・メイソンが在籍していた初期のトラフィックは、シタールやタブラがガンガン鳴り響くサイケな曲も少なくなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=a77yHpjdUtU

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本日、江古田でアジアンカレーのイベント。バター・チキンをどうぞ

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5月11日

 今日はタイ、ベトナム、インドのカレーが一堂に会したアジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』の「アジアンカレー」のイベント。

 私は先ほど、特製のバター・チキン・カレーを作った。レシピはNHKBS『ほっと@アジア』で披露したもの。

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 写真ではわかりにくい大きさだが、大鍋のバター・チキン。この後、小分けにして搬入の準備。

 会場は「江古田ヘム」、カッコいいベトナム料理店だ。
http://hem.ecoda.jp/

 会場にいらっしゃる方、気軽に声をかけていただきたい。
 よろしくお願いいたします。

《このブログを書いているときのBGM》
SHUGGIE OTIS『WINGS OF LOVE』(2013)
 70年代から90年までの未発表曲を集めた「新作」。最近、私のヘビロテ。 
http://www.youtube.com/watch?v=yT5JWf_SduM
 大ヒットした名曲、シュギーがオリジナル。
http://www.youtube.com/watch?v=1F4cci_SJeA

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アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』の「アジアンカレーを楽しむ」イベント、無事終了。

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5月11日

 あいにくの天候だったが、盛況のイベント。皆さん、ありがとうございます。

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 開場前。まだ雨は強くなかったが…、結局夜遅くの撤収時まで雨はやまず。それでも来ていただいた皆さんには大感謝である。

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 一番上から時計回りにベトナムの「カリーガー(ベトナム風チキンカレー)」インドの「バター・チキン」、タイの「ゲェーン・マッサマン」(肉はポーク。以上はアジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』が調理)、そしてベトナム料理のおかず「ハスの茎のサラダ」(江古田HEMヘム謹製。本当は揚げエビセンがつく)

 これに、タイのジャスミンライス、そしてバインミーのベトナムパンが主食としてついた。

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 これが、とてもおいしい江古田ヘムの「ミニバインミー」。このパンがついた。

 タイ、ベトナム、インド料理のレストランでは食べられない、味が一堂に会したスペシャルなイベント。今回初めてだったが、個人的には継続してできそうな気が十分した。

 これなら、いい気分でムンバイ~デリー出張に出かけられるというものだ。
 もう一度、ありがとうございました。
 そして、18日までムンバイとデリーに行ってきます。

《このブログを書いているときのBGM》
LAYA PROJECT『LAYA PROJECT』(2006)
 インドネシア沖大津波地震の復興プロジェクト。南インドはじめ被災国のミュージシャンが集結しているが、音楽レベルはたいへん高く、気持ちいい。この日のイベントでも、ずっとかけていた。
http://www.youtube.com/watch?v=aFQk8A44_Ks 

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憧れのボンベイ・タージにチェックイン

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5月12日

 突然だが、仕事でムンバイにきている。

 珍しくJALでデリーまで行き(普段はSQ、ツアーはエア・インディアが多いのだ)、それからJET AIRWAYSでムンバイへ。午前11時30分成田発でムンバイ到着が現地時間10時半前(日本時間午前2時頃)。

 木曜までムンバイに滞在。金曜の朝デリーに飛び、その日の夜、成田に向け出発。18日土曜日の朝、成田着の予定である。

 で、今回のホテルはTHE TAJ MAHAL PALACE & TOWERS MUMBAI 通称「ボンベイ・タージ」である。
http://www.tajhotels.com/Luxury/Grand-Palaces-And-Iconic-Hotels/The-Taj-Mahal-Palace-Mumbai/Overview.html

 ボンベイがムンバイになっても「ボンベイ・タージ」という通称で呼ばれるのは、古い歴史の現れであろうか。

 とにかく、インド一の高級ホテルチェーン、タージグループの最高峰ホテルである。
 かつてボンベイの安宿御用達の元バックパッカーだった身としては、ここに泊まるということはひときわ感慨深い。

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 ロビー。左はユリなどの生花でできている。右後ろカウンター裏のディスプレイもカッコいい。

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 部屋は意外にこじんまり。しかし格調高い。当然か。

イメージ 3
 ルームサービスにはイタリアの赤ワインもハウスワインとして鎮座。

 明日からディテールをもっとよく観る予定。ちなみにレストランでのディナーはネクタイとジャケット着用である。頑張ろう。

《このブログを書いているときのBGM》
LED ZEPPELINのサードアルバム(1970)
 インドでCDが聴けないので、PCで好きな音楽を聴いている。なぜかこの時間はツェッペリンだ。
http://www.youtube.com/watch?v=bCAoO4kkrwc

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デリー空港内のインド料理キャンティーンでドーサ、イドゥリ、チャナ、クルチャ

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5月12日

 ボンベイ・タージへのチェックインにさかのぼり、インドに入ってすぐの食事を,まずはレポート。

 JALでデリーに降り立ち、ムンバイ行きのJET AIRWAYSを待つ間、空港内の「キャンティーンCANTEEN」と呼ばれるセルフサービスのレストラン(原語はまさに「食堂」だ)で軽く今回初のインド食。

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 マサラ・ドーサ。ココナッツ・チャツネとサンバル付き。プラのトレイがちょっと寂しい感じだし、北インドで食べる南インド料理特有の香りのなさが気にはなったが、十分イケた。

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 米粉とウラド・ダールの発酵サワー蒸しパンのイドゥリ。あまり酸味はなかったが、美味。

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 デリーの街に行くと、ものすごくポピュラーな「チョレー・クルチャ」というセットメニューも食べた。これはその「チョレー」。パンジャーブ風のヒヨコ豆カレーだが、何やらホウレンソウを使ったような不思議な色合い。食べるとふつうにウマいのだが、香菜? 照明も暗くて、よくわからなかった。

イメージ 4
 チョレーに合わせる「クルチャ」。クルチャは通常丸いナーンのことだが、これはイーストを使う別のレシピのモノ(ナーンにはイーストや天然酵母を入れないのが、プロの常識。ベーキングパウダーと重曹を使用する)。 

 今回の初インド食としては、満足のいく内容だった。幸先よいスタートといえよう。

《このブログを書いているときのBGM》
WISHBONE ASH『ARGUS』(1972)
 CDが聴けないのでPCのYouTubeで音楽をセレクト。クラシックなロックばかり聴いているが、インドによく似合うのだな、これが。
http://www.youtube.com/watch?v=Hhc0B7ubMWY
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デリー・ムンバイ間で待望のインドベジタリアン料理機内食

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5月12日

 デリーでJALからJET AIRWAYSに乗り換え、ムンバイに移動。

 デリーで積み込む機内食に当然、個人的関心が集まった。何しろ成田からずっと機内では和食だったから。

 東南アジア各都市からインドに乗り込む路線のいいところは、ベジタリアンとノンベジの機内食を事前予約なしに自在にオーダーできることがほとんどなこと。

 しかも、かなりインド本国のインド料理に近いというか、ほぼ同じ内容とレベルの料理にありつけるのが、何よりうれしい。その点、成田から積み込む機内食のインド料理はまだまだだ(私が監修すれば、おそらく確実にレベルを上げられるだろう)。

 ベジタリアンとノンベジ。どちらも食べられる私のような者が迷ったら、ベジタリアンを選ぶとたいていハズレがなくていいだろう。

 ノンベジの場合、例えばおいしいビリヤニ(インドの豪華な炊き込みご飯)にありつける可能性がある一方、変なインド風中華や妙なインド式西洋料理に出くわしハマる危険性もあって、ギャンブル度が高くなる。

 この日、私は隣の席のインド美人がノンベジをオーダーし、それが「チキンのチリソースのようなもの」と「フライドライス」であることを確認してから、ベジタリアンをチョイスした。セコイな。

イメージ 1
 ベジタリアンの機内食。まずアルミホイルを1枚めくって出てくるのが、ミルフィーユのような層のある全粒粉の薄焼きパン「パラーター」。

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 さらにホイルを取るとメインの登場。真ん中に黄色い色のついた細長いバスマティ・ライスのプラオ(スパイス入り炊き込みご飯)、右はムング・ダール(緑豆の挽き割り)のカレー(意外にも辛かった)、左に香りと食感のいい生コーンとこれまた風味のいいホウレンソウをいっしょに煮込んだカレー。

イメージ 3
 両方を合わせて、ベジタリアン機内食として「完成」。

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 デザートに卵抜きのアイスクリーム。ベジタリアンである旨のグリーン色のマークもついていた。

 やっばりベジタリアンにしてよかったなと実感できる、美味で香りのいい機内食。
 上々のスタートといえよう。

《このブログを書いているときのBGM》
BAD COMPANY『STRAIGHT SHOOTER』(1975)
 セカンドアルバムをYouTubeで。
http://www.youtube.com/watch?v=Rzb7ycsQA2Y

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「ボンベイ・タージ」の初朝食は南インド料理

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5月13日

 一夜明けた「THE TAJ MAHAL PALACE & TOWERS MUMBAI」ホテル、通称「ボンベイ・タージ」での朝食。

 このホテルには、日本の和の鉄人がオーナーで一説に客単価3万円と噂される「WASABI BY MORIMOTO」もあるが(築地から毎日大トロを空輸して供しているらしい)、私が朝食をいただくのは24時間オープンのコンチネンタルレストラン「シャミアナSHAMIANA(天蓋という意味)」。

 仮想ターゲットが欧米富裕層らしく、朝食ブッフェも西洋料理が充実。インド料理は南北の朝食メニューがツボを押さえた感じで少数並んでいた。

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 初朝食はコチラ。

・上は南インドの定番カレー「サンバル」。
 本場のスタンダードなものよりトマトが多く、タマリンドやトゥール・ダールの風味は弱い。サンバル・パウダーも未使用のようだ。
 となれば、ふつうならイマイチという評価なのだが、なぜかこれもありと思わせる何かがある。おそらくそうした理由の1つは、全体のバランスによるものだろう。
 ナス、ドラムスティック、ニンジン、タマネギなど具だくさんで、濃度はスープ並みに薄め。マサラは弱いも、それだけに南インド料理をよく知らない欧米人でも抵抗なく食べられる。
 不思議な魅力のサンバルだった。

・右下は「マイソール・ボンダ」。
 ボンダにはジャガイモのマサラ(マサラ・ドーサの中味)をペースン(ヒヨコ豆の粉)や米粉の生地で揚げたアールー・ボンダが有名だが(大昔、修業していた麹町「アジャンタ」でも作っていた)、これはウラド・ダールの生地を丸くして揚げたもの。サンバルや後述のチャツネをつけて食べる。

・ボンダの下は南インド式「ココナッツ・チャツネ」。
 黒いのはマスタード・シード。もっとカレー・リーフの風味が効いているとさらに南インドらしくなるが、ややおとなしい印象。それでも、乾燥したココナッツ・ファインで作らざるを得ない日本と違い、生ココナッツの果肉を使用した本場の味わいは魅力的だ。

・下の黄色いのは圧し米である南インドの「アワル」、北インドの「ポハ」を水で戻して炒め蒸ししたもの。南インドで「アワル・ウプマ」と呼ばれる朝食アイテムだ。やはりサンバルやチャツネをつけたり、混ぜたりして食べる。

・その左は「生トマトのチャツネ」。
 南インドならココナッツの白い果肉を削って生トマトとすりつぶして仕上げることが多いのだが、これはトマトだけでストレートに勝負。地元マハーラシュトラや北インドで見かけるスタイルだ。

 ほかに北インド式のパラーター(全粒粉の薄焼きパン)とヒヨコ豆カレーのセットもあったが、この後、食べまくる一日になることを考慮し、私には珍しく自制した。

 適度に洗練され、南インドのエッセンスをキープしながら食べやすさにも配慮した朝のインド料理。
 いきなり勉強になった。さすが「ボンベイ・タージ」である。

《このブログを書いているときのBGM》
GANDALFの同名アルバム(1969)をYouTubeで
http://www.youtube.com/watch?v=2NcdjLUD9Hs
 ソフトサイケの傑作。ジャケットもイイ。

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イスコンISKCON「ゴヴィンダス」のピュア・ベジタリアン・ランチ(タマネギ、ニンニク抜き)

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5月13日(月)

「ハレ・クリシュナ」でインドファンにはおなじみの(?)「イスコンISKCON」、ムンバイにある、ここのレストランはタマネギやニンニクを使わないピュア・ベジタリアン料理がおいしく、以前ムンバイに来たときも舌鼓を打った。

 そこで再訪しようではないか、ということに。

 行ってみたら、レストランのスタイルが少し変わっていて、以前食べられていたアラカルトメニューはなく「ターリー」(北インドの大皿定食)のみ。店の格式や内装もかなり庶民派になっていた。

 で、この後、すぐにもう一軒レストランをチェックする必要があるため、かなりセーブして食べてみた。

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 右上から
ダールカレー…シャバシャバだが、感動的ともいえるおいしさ。クミン・シード、トマト入り。
 その下は
ジャガイモ、ナス、ムングバリ(緑豆のスパイス団子)などのカレー…当然、タマネギとニンニク不使用。しかし、素材のうまみがよく出ており美味。
 さらにその下
ティンドラのサブジ…短いキュウリのような野菜を油炒め。味つけはほとんど刻んだ赤唐辛子と塩のみという感じだが、これまた美味。
 白いご飯の上に
マサラバト(スパイス・ライス)…インドには珍しくシャキシャキとしたキャベツとニンジンのスパイス炒めの入った味つけご飯。いったん炊いた白いご飯にスパイス風味をつけるように具材ともども「マサラ」(スパイスミックス)を炒め混ぜた調理で、これまた美味。ビリヤニやプラオとは異なる魅力にノックアウトされた。
 さらにその上はチャパティ。

 いきなりバカウマの純ベジタリアン定食。さすが本場は違う。
 素材のうまみを生かす、やりすぎにならないスパイス使いは大いに参考になった。

 あと3回ぐらいはおかわりできたが、グッとガマンして次の予定地に向かった。

《このブログを書いているときのBGM》
JOHN COLTRANE『MY FAVORITE THINGS』(1961)
ラヴィ・シャンカールらと親交があり、インド音楽からも影響を受けていた天才の名盤。インドで聴くと格別の味わい。
http://www.youtube.com/watch?v=I9qzO-oS_Js

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「ボンベイ・タージ」から観る「インド門」

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5月18日

 昨日、夜7時半デリー発のJAL便にて今朝6時すぎ成田に帰国。

 予想外にフライトは行き帰りとも満席だった。スーツ姿の日本人がそれなりに多かったので、やはり商社系の人々がメインか。

 インドを行き来する彼らの顔つきが今一つ覇気に欠けるのは、望んでインドを担当しているわけではないから?

 今回、ほとんどの日程をムンバイですごし、最終日のみデリーとその郊外であるグルガオンを訪れたわけだが、これまで以上に、ムンバイではオーソドクスな北インド系レストラン料理(パンジャーブ料理とムグライ料理)以外の味がおなじみである感を強くした。

 具体的には地元マハーラシュトラのコンカニ料理、南に下ったカルナータカ州マンガロールのシーフード料理,ゴア料理、さらには南インドのケララ料理、あるいはムンバイから西に行ったグジャラートのベジタリアン料理など。

 特に印象的だったのは、マハーラシュトラのコンカニ料理で、特にシーフードを使ったもの。サワラやマナガツオ、サメのカレー、エビやカキのマサラなど。食べなかったがハマグリのマサラもおいしいらしい。

 ともあれ、これから引き続き、ムンバイとデリーの食についてレポートしていく。
 おつきあいいただきたい。

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 私の泊まった「ボンベイ・タージ」17階からの眺め。
 ムンバイの象徴ともいうべき「インド門」と、アラビア海の入り江に多数浮かんだ船。なかなか珍しいアングルではある。

《このブログを書いているときのBGM》
JOHN COUGAR MELLENCAMP『THE LONESOME JUBILEE』(1987)
 JOHN MELLENCAMPは、実は大好きなミュージシャンの1人。この作品、1時期のボブ・ディラン同様、バイオリンがカッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=myo9wXrNUP4

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マハーラシュトラのシーフード料理がおいしい「ガジャリーGAJALEE」でランチ

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5月13日

 イスコンのレストランでゴキゲンなピュアベジタリアンのランチをいただいた後、今度は地元マハーラシュトラ州のシーフード料理で有名な「ガジャリーGAJALEE」レストランに移動。
 ランチを2度食べるという「暴挙」にトライしてみた。

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 インドでスープメニューは重要な要チェックアイテム。今回、できるだけスープをオーダーすることにした。これはインドで最も有名な「トマトスープ」。クローブ風味で、生クリームを入れるのがポイントか。

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 こちらは南インドのラッサムがイギリスに行って変化したとされる「ムリガタニースープ」。
 イギリスでたいへん有名なスープだ。ダールとココナッツ、仕上げにご飯粒も入る。

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 ボンベイダックと呼ばれる、細長くて(ハタハタを引き延ばした感じ。サヨリにも似ている?)、怖い顔をした魚のマサラ。白身だがスゴイ脂ののり方。

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 エビのマサラ。オーソドクスにトマトとガラム・マサラの味つけ。

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 カニのマサラ。カニみその溶けだしたカレーソースが絶品だった。南インドに近い味つけといえる。

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 カキのマサラ。表面の油はご愛嬌。その点を除けば、カキのクセもなく、たいへん美味。トマトベースの北インド系マサラ。

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 マナガツオを崩して、香菜とココナッツのマサラで炒めたもの。「POMFRET KOSHIMBIR」という。インドでマナガツオは最も高級な魚の1つとされるが、身質が軟らかすぎ小骨も多く、私はそれほど好きではない。味つけはバツグンだった。

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 サワラのカレー。サワラもこの旅を通して、よく食べた魚。脂ののりは少ないがスパイスとの相性はバツグン。このカレーはココナッツとカイエン・ペパーでシンプルに仕上げた感じ。おいしかった。

 あと、写真を撮り忘れた「マナガツオのカレー」というのが、ココナッツ・ミルクの甘さとコカム(ダイエット食品になるガルシニアを干したもの。ケララ、カルナータカ、マハーラシュトラなどインド西海岸でよく使われる)の酸味のバランスがバツグンで、おいしかった。

 ドーサやコメのチャパティなど4種類のパン、そしてライスでいただいたが、どれも美味。シーフードに、まるでクセがないのも驚きだった。

 マハーラシュトラのシーフード料理、日本人の舌にも合う。
 要注目だろう。

《このブログを書いているときのBGM》
THE WHO『WHO'S NEXT』(1971)
 19日は尊敬するピート・タウンゼントの誕生日。これからもロックしてほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=ts193VvyDGw
 クチパクだけど、カッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=vwS1tC9Mp00
 カッコいいライヴ。

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ムンバイの野菜マーケットでレモングラスを発見

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5月13日

 ランチを2度食べる強引なトライアルの後、ランチの店から近い「ヴィーレイ・パーレイVILE PARLE」というエリアを散策。

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 ただ今、マンゴーのシーズン真っ盛り。おいしさで名高いアルフォンソーはインドでも高い。

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 さる問屋のアルフォンソー・マンゴーのディスプレイ。美しい。

 路上の野菜屋台を冷やかし半分眺めていたら、意外なモノに遭遇。レモングラスである。

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 長いまま、きれいに束ねられたもの、どちらもいい香りがした。

 何に使うのか聞いたら、カレーなどの料理ではなく、ハーブティらしい。
 
 南インド、ケララ州やゴアに行くと、食堂やレストランでレモングラスの色と香りのついた「フレーバーウォーター」が出てくることがある。が、ほかの土地でそうしたことに遭遇したことがない。

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 かなりわかりにくいが、左がレモングラスのティ。ゴアのスパイス農園にて。
★くわしいレポートはこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/akirawatanabe2191960/65951647.html

 おそらく、そんな感じにして楽しむのだろう。
 インド、ムンバイで出会う東南アジアのハーブ。これも新たな発見だ。
 勉強になった。

《このブログを書いているときのBGM》
RAMONESのデビューアルバム(1976)
 昨日がボーカル、故ジョーイ・ラモーンの誕生日だったそうで敬意を込めて。潔いスピード感とポップさの融合がカッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=zGgfHZ02I2k

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インドに長ネギはあるか?

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5月13日

 ムンバイのヴィーレイ・パーレイVILE PARLE地区にある路上マーケットの散策から。

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 ときどき、サザンスパイスの生徒さんなどから「インドに長ネギはありますか」と質問される。その答えがコレ。

 エシャロットのような小タマネギとそから伸びた青ネギ。これらをどちらも料理に使うのだ。

 青ネギは細かく刻んで薬味やトッピングになんてことはしないのが、ふつう。
 食べやすい長さにカットしたら、メインの食材としてカレーやマサラ、サブジなどに入れる。

 私が好きなのは、例えば、青ネギとパニール(インドのカッテージチーズ)をトマトとココナッツのやや濃厚なカレーソースで煮込む「青ネギとパニールのココナッツ・マサラ」。
 かつてチェンナイで最高級のホテルレストラン「サザンスパイス」(ダージ・コロマンデル内)で、カルナータカ料理としていただきハマった。

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 これはナスと長ネギの南インド風マサラ。手なぐさみ的に作ったので、見た目イマイチかもしれないが、味はバッチリだった。日本の「ぬた」のように、青ネギを軽く下ゆでしておくのもイイ。原理や手順はインドで食べたのと同じだ。

 参考レシピは
・『カレーな薬膳』(晶文社)の「ナスのココナッツ・マサラ」

 あるいは北インドのベーシックな調理法として(南インドにも同じような味はある)
・『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)の「おいしくて便利なマサラ・グレービーとその応用」
 がたいへん役に立つはずだ。

 ムンバイのマーケット、いろいろな食材があってなごむ。
 いいところだ。

《このブログを書いているときのBGM》
THE DOORSの同名デビューアルバム(1967)
 ボーカルのジム・モリソンが70年に逝去したが、昨日、キーボードのレイ・マンザレクがガンで亡くなったとのこと。R.I.P
http://www.youtube.com/watch?v=vw40NMa_0RM

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TAJ LANDS ENDの「マサラ・ベイMASALA BAY」でディナー

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5月13日

 ムンバイ初のディナーは、あのシャー・ルク・カーンの自宅も近くにあるという、閑静な場所にある超一流ホテル「タージ・ランドエンドTHE TAJ LANDS END」の先鋭的なインドレストラン「マサラ・ベイMASALA BAY」へ。

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 スープ仕立てのラッサム。南インドのものよりトマトスープぽい。

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 ムルグ・ショルバ。本来イスラーム式のチキンスープなのだが、タイ料理でおなじみのコブミカン入り。これがバツグンの相性で大ヒット。

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 スターター3種類。左からチキンのドラムスティックをタンドゥールで焼いた「バッティ・カ・ムルグ」、「マッシュルームのチーズ・タンドゥール焼き」、インドでは珍しいブロッコリーにインド式ピクルスのマサラをコーティングしてタンドゥール焼きした「アチャーリ・ブロッコリー」。ブロッコリーが最も印象的で美味。

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 汁気少なめのマサラなど。上の左から「ザクロとコリアンダー・シードのフッィシュ・マサラ」「メティ・チキン」「ウォーター・チェストナッツWATER CHESTNUT(シログワイ)のカレー・リーフ入り南インド式マサラ」、下の左から「サワラのマサラ焼き」「野菜のマサラMIX VEG MASALA」「グッチ(カシミールの珍しいキノコ)・マサラ」。
 意外にも生クリームを使用したアイテムがほとんど。これは、ちょっとキツい。

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 骨つきマトンの煮込み。残念ながら塩が足りない。

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 エビのヨーグルトカレー。

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 アレッピー・フィッシュ・カレー。いわゆるケララ風だが、ケララのコーチンにある「タージ・マラバール」と味が違う。

 写真はないが、パラーター、ルマリー・ローティ、ナーン、ライスなどで食べた。

 わるくはないが、正直どうもピンとこなかった。生クリーム使いすぎ?

《このブログを書いているときのBGM》
AMY WINEHOUSE『BACK TO BLACK』(2006)
 グレートシンガーだったのに惜しい。
https://www.youtube.com/watch?v=eG61N6OhRWE

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タピオカのワダ、イドゥリ、パラーターとアールーバジの朝食

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5月14日

 インドでナンバルワンの格式を誇る「ボンベイ・タージ」での朝食は意外とカジュアル。しかし、きっちりとツボを押さえてあって、毎回感心させられた。

 この日で朝食をいただくのは2回目。
 欧米人主体の宿泊客を想定し(実際にはインド人が案外多いのだが)、コンチネンタルのノンベジ西洋料理がメイン。

 インド料理については、南北のアイテムがシンプルかつ的確な形の日替わりメニューで並べられている。

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 まずは南インドのアイテム。

 タピオカのワダが珍しい。外はカリサク、中はモッチリとした食感がイイ。
 よく見るとヨーグルトソースのかかっているのがわかると思う。
 スタッフにこうするとおいしい、といわれたのだが、実際イケた。

 サンバルが昨日と違いサッパリとスープぽく(昨日はトマト多め)、しかもサンバルならではの風味は忘れていないというタイプ。こちらの方が好みだ。

 米と豆の発酵生地によるサワー蒸しパン、イドゥリは蒸し器に入っており、たいへんいいコンディション。こういうところに五つ星の真価が見える。

 ココナッツとトマト、2種類のチャツネも昨日通り。
 ココナッツを入れないトマトだけのチャツネが印象的。南インド式というより、マハーラシュトラ風というべきか。

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 今度は北インドの典型的な朝食メニューにトライ。
 タマネギを入れないジャガイモのカレー「アールー・バジ」に全粒粉の折り込み薄焼きパン「パラーター」の組み合わせ。

 シンプルだが滋味深いジャガイモのカレーがいい。クミン・シード、トマト、パウダー・スパイス、塩だけの味つけ。タマネギ、ニンニク、ショウガは入れない。

 パラーターはベンガル風というべきか、ペタッと重ねるだけで渦巻きにしないタイプ(ダッカ・パラーターなどとも呼ばれる)。

 これらにコーヒーや各種のフレッシュジュース(しぼりたてのザクロジュースなど秀逸)を合わせるスタイル。さらにドーサなどもオーダー可能だ。

 これまでインドで食べた朝食ブッフェの中でも、最もハイレベルなのは間違いない。さすがだ。

《このブログを書いているときのBGM》
LAYA PROJECT『LAYA PROJECT』(2006)
 ここ数年で最もよく聴いているCDの1つ。もともとインドネシア沖地震の復興プロジェクトだが、音楽レベルもメチャクチャ高い。
http://www.youtube.com/watch?v=aFQk8A44_Ks
 
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