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Channel: カレー&スパイス伝道師☆ブログ
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インディアン・ブティック「サザンスパイス」

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2月某日

 西荻窪のクッキングスタジオ「サザンスパイス」ではインドのコスチュームやアクセサリー、バッグもそろえています。

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 春にふさわしいラインアップにしました。日本にはない一点モノばかりです。

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 テラコッタのピアスやグジャラートのネックレスも安価です。

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 ラジャスターンのタイガー・サンクチュアリーを守る基金のバッグ。柄と色違いで2つあります。

 いずれもカッコよくて、おすすめです。ぜひレッスンとともにどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
LIGHTNIN' HOPKINS『MOJO HAND』(1960)
 テキサスの生んだ偉大なブルースマン、ライトニン・ホプキンスの超名盤。コンプリートCDだと未発表曲多数で、さらに興奮します。ロンサムなフィーリングのブルースといえばこの人ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PILGaerSSEk
 動くライトニン。昔はこういう映像、見たくても無理でしたが。いい世の中になったものです。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へどうぞ!


唐辛子柄のマグ

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2月某日

 誕生日祝いに友人の女史の皆さんから頂きました。

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 イタリア製のようですが、ナイスなデザイン。持った感じ、使い勝手もバツグンで、気に入りました。

 何ともうれしいプレゼント。どうも、ありがとうございます。

《このブログを書いているときのBGM》
『AALAPANA RAGA BILAHARI』(saregama 2006)
 南インド古典音楽のオムニバスCD。同じラーガによる名ボーカリストたちの名唱集ですが、まったく飽きません。カルナティック音楽の素晴らしさが体感できますよ。
http://www.youtube.com/watch?v=fbdeE2oI2ic
 若手ナンバルワンのTMクリシュナ。伴奏者達も一流。カッコいいです。

八潮「カラチの空」のパキスタン料理①

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2月某日

 埼玉県八潮市に「日本離れしたパキスタン料理エリアがある」というのは、一部のインドカレーマニアにはよく知られた事実でしょうね。

 私も知ってはいましたが、未開拓。友人たちと来訪してみました。

 まず訪れたのは「カラチの空」というお店。「インドパーク料理」という看板があります。おそらく「インド・パーキスタン」料理を略したのだと思います。

 オーダーですが、日本語メニューもありますが、壁の日替わり手書きメニューが何とも目立ちます。

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 小さく英語もありますが、ドーンとウルドゥー語のメニュー表記が。いきなり、ここはカラチか、イスラマバードか、という感じになります。まさに日本的な空間です。

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 最初に出たのが、サウザンアイランドのペタなキャベツサラダ。こういうの普段食べないので、かえって新鮮で、うれしかったですよ。

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 隣にいたパキスタン人数名のグループ(当然、全員男性)がオーダーしていたスープと同じものを、なぜかオーナーがおすそわけ。「おいしいからどうぞ」とのことです。
 トロミとかダシ感が、明らかに「インドの中華料理屋」風。カルカッタかボンベイのエセ中華屋に迷い込んだ気分です。異国ムードが高まるナイスな一品でした(まじめな中国料理ファンには不向きでしょね)。

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 イスラームな前菜として定番なシャミ・カバーブがあったので、すかさずオーダー。マトンの挽き肉とチャナ・ダールをボイルしてからさらに挽き直し、スパイスを混ぜて揚げ焼きします。この店のは、すごくソフト。こんな軟らかいのは初めて食べました。美味でしたよ。

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 ミントや香菜のチャトニ。ヨーグルトなしの正統派です。カバーブにつけるとバツグンでした。

 日本人客は我々以外なし。パキスタンの屈曲な男達が出入りする街の食堂という感じです。前菜だけで、非日本的な感覚にワクワクしてきました。続きがあります。

《このブログを書いているときのBGM》
JIMI HENDRIX『BLUES』(2010)
 もともとは94年に出た企画盤で今回はDVD付き(まだ見ていません)。ブルースぽさはあまりなかったジミ・ヘンのブルース曲集。何を演奏しても、ジミ先生ならではのオリジナルになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=bng3agUOYiI&feature=related
 ブルースではなく、ディランのカバー。途中のスライド、ブライアン・ジョーンズによるパーカッションなど、聴き応えたっぷりの名カバーです。

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八潮「カラチの空」のパキスタン料理②

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2月某日

 埼玉県八潮市のディープなパキスタン料理エリア探訪記の続きです。

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 フィッシュ・フライ。筒切りにした白身魚にマサラをまぶし、カラリと揚げてあります。味もよく、量もたっぷりで感激しました。これもグリーンのミント・チャトニがよく合います。

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 カレーは2つ。一つはマトンと挽き割り小麦をすりつぶしながら煮込む「ハリーム」。元は中近東起源といわれる料理です。普通のインド系レストランではまず絶対に見当たらないメニューの典型といえましょう。かなりズッシリとした食べ応えでした。

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 マトンの骨つきスネを煮込んだニハリNIHARI。私がテレビ取材で紹介したオールドデリーの老舗バージョンに比べると、かなりライトで食べやすくなっています。おいしいマトンスープという感じでした。

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 ナーンもオーダーしましたが、やはり全粒粉のローティが食べたくなります。器もいいですね。

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 サービスでいただいた「アールー・カツレット」。サモサの中身に半生のタマネギみじん切りをプラスし、コロッケ形にまとめ、揚げ焼きしました。スパイシーで香りがよく、チャトニといっしょにたいらげました。

 日本人は我々以外誰もいない店で味わう、ディープなパキスタン料理。しかしこれが、日本人の口にも十分合うおいしさなのでした。八潮まで足を運ぶ価値、大ありですよ。

《このブログを書いているときのBGM》
『21HITS OF THE CARPENTERS』
 その名の通り、カーペンターズのヒット曲が21曲は行ったオムニバス。やっばり歌はうまいし、曲もいい。スゴイ人たちでした。
http://www.youtube.com/watch?v=SJmmaIGiGBg
 中でも好きな1曲。レオン・ラッセルが作ったんでしたっけ。1972年頃、リアル・タイムで日本でも大ヒットしたのを覚えています。

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八潮のパキスタン料理「アルーカラム」①

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2月某日

 埼玉県八潮市、日本人客の入る気配のあまりない「カラチの空」(それでも日本語メニューあり)でディープなパキスタン料理を楽しんだ我々は、徒歩数10秒で行ける次なる店へと移動しました。

 今度の店は「AL-KARAMアルーカラム」(後ほどいただいたショップカードにあった表記をそのまま書きますとこうなります)。外見、内装ともに「カラチの空」よりもさらに異国度が高く、見知らぬ日本人を受け付けないサムシングを感じさせます。

 そういうノリが大好きな私たちはワクワクしながら店に入り、さっきかなり食べたにも関わらず、さらなるメニューをチェックしてみました。

 この店、日本語のメニューはまったくありません。あくまでウルドゥー語メインの表記。メニューは日替わりのようで、日本人向けな「ターリー」「ミールス」的セットメニューも排除されているようです。

 それでも、親切なパキスタン人の店員さんが英語と日本語のチャンポンでメニューを説明してくれますし、今回はウルドゥー語に堪能なメンバーもいますから(私ではないですよ)、安心してオーダーできます。

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 シークカバーブ。スターターの王様ですね。マトンのミンチの串焼きですが、かなり美味。私が作る味に似ています。香菜が入り、タマネギのみじん切りやクラッシュしたタカノツメなど入らないところも印象的。次なるメニューも期待できそうです。

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 アールー・パラーター。ジャガイモのスパイス炒めをはさんだ全粒粉の薄焼きパン。これまた美味だし、ルックスもいいです。レベルが高いですね。

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 せっかくなのでビリヤニを。これがまた美味。デーツかタマリンドのチャトニのようなものもミックスされています。パキスタン系のビリヤニでよく用いられるテクニックですね。

 いずれもハイレベルな料理。この日2軒目にも関わらず、スルスルと料理が胃袋に収まります。

 さらに続きます。

《このブログを書いているときのBGM》
LITTLE WALTER『THE COMPLETE CHESS MASTERS 1950-1967』
 CD5枚組で、モダン・ブルースハープの天才の足跡をたどるオムニバス。ビヨンセ主演の「キャデラック・レコーズ」だと軽いバカ男に描かれていましたが、実際はどうだったのでしょう。ともかく音は最高です。
http://www.youtube.com/watch?v=UUwfrj9aMNA

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八潮「アルーカラム」でパキスタン料理②

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2月某日

 日本離れしたディープなパキスタン料理店探訪の続きです。

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マトンの骨つきスネの煮込みカレー、パヤ。ドーンと骨が入ったディスプレイがナイスです。スープのコクも申し分なし。身体が温まるスパイシースープカレーです。コラーゲンもたっぷりですよ。

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 全粒粉の薄焼きパン、ローティ。非常に粉の風味が強く、美味でした。

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 珍しい、甘いナッツ入りビリヤニのスイーツ「ザルダ」。北インドのイスラーム家庭でもよく食べました。

「カラチの空」以上にディープな内装で、まさに異国なお店のムード。料理のこだわりも並々ならぬものがあり、おすすめです。

 八潮の小旅行。日常を完全に逸脱して、しばしパキスタンを満喫しました。ディープなエスニック料理ファンはマストです。

《このブログを書いているときのBGM》
BARBARA LYNN『THE JAMIE SINGLES COLLECTION 1962-65』
 テキサス生まれの女性ソウルシンガーで左利きギタリストのシングル盤を集めたオムニバス。ルイジアナで録音したポップでセンチメンタルなサウンドにシビレます。
http://www.youtube.com/watch?v=jAnSyQA_fT4
 アイボリーでローズのネックのフェンダー・エスクワイヤ(私のギターと同じ)がカッコいい。バックはゲイトマウス・ブラウンのバンドですね。

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南インドのチキンカレー

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2月某日

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」で、トマトとココナッツ・ミルクを使った「南インドのチキンカレー」を「インドカレーベーシック」のレッスンで取り上げました。

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 今回のレシピはココナッツ・ミルクの多いタイプ。鮮やかな色が、我ながらいいですね。タイカレーにも似たコク、ご飯によく合うカレーです。ココナッツ・ミルクを減らし、カイエン・ペパーの量をアップすれば、よりハードな味わいになります。昔修業した「アジャンタ」のチキンカレーは、どちらかといえばそんな感じでしたね。

 次回3月2日(水)にも同じメニューをレッスンします。

《このブログを書いているときのBGM》
THE BEACH BOYS『PET SOUNDS』(1966)
 鳥肌の立つ「GOD ONLY KNOWS」はもちろん、他にもスゴイ曲が満載のオタッキーな超名盤。恐ろしいほど緻密な音創りについ耳が行き、なかなか聞き流せないのが難点?
http://www.youtube.com/watch?v=BC_UILNwWrc

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世界の豆料理いろいろ

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2月某日

 財団法人「日本豆類基金協会」が月刊雑誌「栄養と料理」(女子栄養大学出版部)に連載していた「Beans in the World 世界の豆料理いろいろ」が、カッコいい小冊子になりました(オールカラー20ページ)。

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 非売品のようです。フランス、イタリア、スペイン、ハンガリー、トルコ、エジプト、インド、アメリカ、ペルーの各国豆料理を、その国のシェフや専門家が豊富なレシピで紹介しています。表紙の写真もいいですね。

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 インドの担当は私。南インドのヒヨコ豆カレー、小豆のダールカレー風、白はな豆のチャット(スパイイシーサラダ)を披露しました。

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」でゲットできます。
 よかったら、どうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
FOGHAT『FOOL FOR THE CITY』(1975)
 高校に入った頃、中村とうようさんがこの作品のアナログB面1曲目に納められていたロバート・ジョンソン「テラプレーン・ブルース」のカバーを「ニュー・ミュージック・マガジン」で大絶賛していたので買ったら、やっぱりカッコよくてハマりました。今もときどき聴きます。
http://www.youtube.com/watch?v=zSIJuZJbizo&feature=related
 元サボイ・ブラウンのメンバー3人と、ポール・コソフがいたブラック・キャット・ボーンズというブルースパンドのメンバーが結成。最初は地味でしたが、「ハニー・ハッシュ」のヒット以後、ハードブギの人気バンドとしてアメリカで受けました。

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カリフラワーの南インド風炒めもの

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2月某日

 個人的に、好きな野菜のかなり上位に入るのが、カリフラワーです。

 子供の頃はゆでてマヨネーズをつけていた記憶がありますが、自宅の冷蔵庫にマヨネーズを常備しない現在、カリフラワーといえば、インド式に調理するのが、私の中での常識。

 インド人もカリフラワーは大好きで、現地でもジャガイモといっしょのスパイス炒めである「アールー・ゴービー」他、人気メニューが目白押しです。

 八百屋で安くておいしいカリフラワーがあったので、ゆでずに生のまま、南インド風にスパイスをたっぷり使った炒めものにしました。

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 つくり方は簡単です。
.侫薀ぅ僖鵑縫汽薀戚
▲泪好拭璽鼻Ε掘璽匹鯑譴毒し、はじかせる。
弱火にして、クミン・シード、フェンネル・シード、メティ・シード、ウラド・ダール、ヒングを加える。
ぅ献鵐献磧次Εーリック・ペースト(ショウガとニンニク同量のすりおろし)を加える。
ダ犬離リフラワーとカレー・リーフを入れ、火を少し強めて全体にスパイスを絡ませる。
弱火でカイエン・ペパーと塩をし、中火で軽く全体を混ぜたら、水少々を加え、フタをして弱火で蒸し煮にする。
Дリフラワーに火が通れば、できあがり。

 ターメリックは入れませんが、入れてもイイです。
 カリフラワーは歯触りの残る火の通し方が、個人的には好みです。

 よかったら、お試しください。

《このブログを書いているときのBGM》
BRIAN JONES『JAJOUKA』(1971)
 昨日が誕生日だった私の心の師匠、ブライアン・ジョーンズのソロプロジェクト作品。トランス的なモロッコ民族音楽の大洪水です。
http://www.youtube.com/watch?v=tpYtR6tXTx4&feature=related
「LAST TIME」のリフはブライアンらしいですね。いかにもブルースルーツなリフです。

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イワタニのミルサー

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3月某日

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」にやってくる生徒さんからときどき質問されるのが
「ガラム・マサラなど、細かくスパイスを挽くのに何を使うのがいいか」
 ということ。

 私の場合、長年、イワタニのミルサー、それも一番価格の安いものを購入して使い倒しています。

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 こんな感じのパーツ構成。左下のカップの中にスパイスを入れ、右下のカッターつきのフタで密閉、さらに左上の外ブタをかぶせてスイッチ代わりにします。かなり硬いものでも、投入量を加減することで自在に挽けて便利です。

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 こういう形で使います。写真は何も入っていない状態です。

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 挽く前のガラム・マサラ。こういうものでも簡単に細かくなるので便利です。

 私が使っているのは5年ぐらい前の旧式製品。
 現在のイワタニミルサーのカタログはコチラ

インド系スパイス料理を追求したい方は1台持っていると便利ですよ。

《このブログを書いているときのBGM》
TRAFFIC『THE LOW SPARK OF HIGH HEELED BOYS』(1971)
 日本では人気薄だった英国の名ロックバンド、トラフィックの名盤。スワンプなムードが漂っています。
http://www.youtube.com/watch?v=4tZtJIL5va4
 ファンキーな演奏にシビレます。ボーカルはジム・キャパルディ。スティーブ・ウィンウッドはギター弾いています。いい音出していますね、さすが。

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生米から煮込むビリヤニ

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3月6日(日)

 この日、クッキングスタジオ「サザンスパイス」では初のメニューとして「生のバスマティ・ライスをカレーとともに煮込んで作るチキン・ビリヤニ」をレッスンします。

 これまで、チキン、マトン、野菜、エビのビリヤニをそれぞれレシピを変えて披露してきましたが、いずれも基本的に「ヨーグルトベースのカレーと硬めにゆでたバスマティ・ライスをそれぞれ別に用意してから、一つの鍋に層にして敷き詰め、重ね蒸しする」スタイルを採用してきました。

 それが今回は
・ヨーグルトベースではなくトマト風味のカレー
・バスマティ・ライスは事前にゆでず、生のままカレーと混ぜて、鍋で炊いていく
 という、これまでとは異なる流儀のレシピでレッスンします。

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 トマト、ヨーグルト、水炊き用鶏ブツのチキンカレー。今回もこんな感じのチキンカレーを、まずは作ります。

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 そうやって作ったチキンカレーと生のバスマティ・ライスを同時に炊いたビリヤニ。ミントの葉は欠かせませんね。ご飯にカレーのうま味がよく浸み込んでいます。

 重ね蒸しがイスラーム流なのに対して、この生米式はいわばヒンドゥー形。どちらも覚えておいて損はありません。

 よかったらおいでください。
 お待ちしています。

《このブログを書いているときのBGM》
大西ユカリと新世界『七曲入り』(2004)
 そっけないタイトルとは裏腹の濃いナニワソウル。東京では今一つの知名度かもしれませんが、私、ユカリ姐さん大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=MS__tA5cWMY&feature=related
 このCDには未収録ですが、お得意の朱里エイコのカバー。

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酸菜火鍋at華都飯店in三田

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2月某日

 個人的な晩冬の風物詩、三田にある華都(シャトウ)飯店での「酸菜火鍋を食べる会」に参加しました。

 BS朝日の『亜細亜見聞録』(私がいうのも何ですが、名番組だったと思います)等でお世話になった石川次郎さんの主宰で、各界第一線で活躍する方々が名物の鍋を囲む会です。

 干しエビや貝柱なども加えた濃厚な鶏のスープをベースに、白菜を発酵させて酸っぱくさせた酸菜をこれでもかとたっぷり入れ、生ガキ、ワタリガニ、一度ボイルした豚バラ、干し豆腐などの具材もガンガン足しつつ、満足満腹するまでいただきます。

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 前菜。すいません、盛り方がきれいでなくて。細切り押し豆腐とキュウリ、パテ的な牛の煮凝り、オレンジなど。押し豆腐とオレンジのスライスをいっしょに食べるとおいしいのは新発見でした。

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 主役の酸菜。酸味の出方は軟らかく、日本の白菜漬け、韓国のキムチ、いずれとも異なる不思議な美味。毎日、おびただしい量が消費されるようで、この日も広い店内のほぼすべて席でこの鍋が食べられていたようでした。

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 ぜいたくな具材の数々。生ガキ、ワタリガニ、ボイルした豚バラ、干し豆腐など。それでもやはり酸菜がメインなのです。

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 直径40センチ程度はありそうな特製鍋。北方のしゃぶしゃぶ鍋と同系ですね。備長炭の火力はすさまじく、しかも火の当たりが軟らか。熱源として最適です。

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 一人前はこんな感じ。ここに薬味の細かなみじん切りの長ネギと腐乳を入れて食べると、最高なのでした。

 締めにご飯をいただき、デザートはイチゴ入りのタピオカ・ココナッツ・ミルク。
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 これはグッド・アイディア。インドのスイーツに応用しようかと思いました。

 1年に1度は食べないと気が済まない、最高の宴。ご馳走様でした。

《このブログを書いているときのBGM》
OTIS RUSH『THE COBRA SESSIONS 1956-58』(1989)
 マジック・サムと並んで、私には史上最高と思われるモダンブルースマンのコプラレーベル全録音集。
ツェッペリンやクラプトン等がカバーした曲も多数ありますが、いずれもこちらのオリジナルが全然カッコいいし、パワーも上だと思います。

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ある日のBGM

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3月某日

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」ではレッスン中、CDから音を流しっぱなしにしています。

 ある日の状況はこんな感じでした。

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 マイルス・デイビスゆかりのミュージシャンたちによるインドっぽいムードのテイクばかり集めた作品と、ジョニー・ウィンターの1970年、フィルモアでの未発表テイク・ライヴなど。

 ウーム。何とも妙な組み合わせですね、支離滅裂。

 ともあれ、音楽好きな方もウェルカムな料理教室です。よかったらどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
サディスティック・ミカ・バンド『黒船』(1974)
 やっぱりいつ聴いても気持ちいい。名盤ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=CK0MzYAPicg&feature=related

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圧力鍋の料理教室

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2月28日

 私としては極めて珍しいことに、受講者として料理セミナーに行ってきました。

 シリットSILITというドイツ製ブランドの圧力鍋普及のため、プロの料理家向けのセミナーが辻クッキングスクールの新宿校で開かれたのですが、そこに参加したのでした。

 壇上でしゃべったり調理したりするのは、まあ慣れているのですが、逆の立場は最初どうにも落ち着かず、妙な居心地がしました。

 そのうち、調理実習もあり、これまた私には珍しく、インド料理とまったく無関係な料理に取り組みました。
 レシピに沿って手を動かしているうちに
「そうか。こういうのが料理講習というのだな」
 いやあ、新鮮な驚きというか、いかに自分のやっている料理世界がユニークか、よくわかりました。

 この日の講習内容です。

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 蒸し和野菜のバーニャカウダ。

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 キドニービーンズのチリコンカーン風とヤリイカの詰め物。

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 豚の中華風ロースト煮込みとサツマイモのトリュフ風。

 これらすべて、シリットの圧力鍋を活用して作ったものです。私も調理に参加しましたが、どれを手掛けたかは秘密です。

 今度、シリットの圧力鍋でダールを煮てみようと思います。結果はまた改めてご報告しますね。

《このブログを書いているときのBGM》
HOUND DOG TAYLOR『RELEASE THE HOUND』(2004)
 ファズがかった音の出る日本製安ものギターで、ブギからスローまで、下世話でゴキゲンなサウンドをまき散らしたブルースマンの未発表ライヴ集。ロッキンな音の連続に興奮します。
http://www.youtube.com/watch?v=KX9UG8rqRRQ

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デリシャスとまと

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3月某日

 最近、特に印象に残った食材。
 レトルトカレーの世界で有名な西木食品の開発部長さんからいただいた、その名も「デリシャスとまと」。

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 形もイイですが、中味もバツグン。甘味と酸味のハーモニー、味の奥深さと香りの濃さ、いずれも秀逸でファーストクラスでした。

 カレーに入れておいしいのはもちろんですが、やはり生食がズシンと響きます。

 とにかく、驚くような味わいのトマトでした。東京だとどこで買えるのか、興味津々です。

《このブログを書いているときのBGM》
THE BAND『THE BAND』(1970)
 セカンドアルバムですね。緻密な音創りと独特のグルーヴに飛ばされます。
http://www.youtube.com/watch?v=B_hsp4SBwO4
 ホント、カッコいいです。まさにザ・バンドという感じのまとまり方。

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ブラウンのマルチクイック

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3月某日

 イワタニのミルサーとともにクッキングスタジオ「サザンスパイス」で意外によく使うのが、ハンドミキサー。私は、ブラウン社のマルチスティックの愛用者です。

 製品名としては「マルチクイック」というらしいのですが、一般的には他社のものと合わせてマルチスティックと呼ばれますね。

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 いくつかグレードがありますが、私のは最もベーシックなお手頃モデル。使い勝手からすれば、これで十分です。

 ハンドミキサーを何に使うかといえば、例えば
(緩離灰灰淵奪帖Ε潺襯をお湯に溶く際、ダマが無いようマルチクイックする
▲汽鵐丱襪筌薀奪汽猴僂縫肇ァ璽襦Ε澄璽襪鯑蕕納僂燭箸、トロトロに煮つぶすため、マルチクイックにかける
ある種のメニューでヨーグルトを使う際、やはりダマが無くなるようマルチクイックする
ぅ丱拭璽船ン用のホールトマトをシノワなどでこす代わりに、マルチクイックでトロトロにしておく
 という感じ。頻度的には,最も多くて、次が◆い歪翰囘戮少ないので、まあそんなものです。

 いずれにせよ、1台あると実はかなり便利な料理家電といえましょう。インド料理以外ならトロットしたスープ作りなどに重宝ですしね。

 ブラウン社のマルチクイックの紹介はコチラです。ご参考にどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
GEORGIE FAME『COOL CAT BLUES』(1991)
 英国ロックシーンで60年代から活躍するオルガン奏者のソロ。ベン・シドラン(スティーブ・ミラーやボズ・スキャッグスと親交のある人ですね)のプロデュース。昔、ピーター・バラカンさんがおすすめしていたので買ったのですが、聴くのは久しぶりでしたが、やっぱりいい作品でした。
http://www.youtube.com/watch?v=6q0wade1K0o&feature=related
 60年代の作品。これもまたカッコいいです。

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和印道のドーサin葛西

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3月某日

 仕事で立ち寄った葛西、インド人コミュニティが充実していることで有名ですが、そんな場所にあるインド料理店はどうでしょうか。

 地下鉄東西線葛西駅から歩いて1分、駅前北口の雑居ビル5階にある「和印道」という南インド料理店におじゃましました。

 ランチタイムは北インド風のオーソドクスなカレーとナーンのセットがメイン。そんな中「ドーサターリ」というのがあったのでオーダーしてみました。

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 マサラドーサにサンバル(南インドを代表するカレー。野菜入り豆カレー)、ココナッツのチャトニ(スパイシーなソース)、サラダ、お好みのカレー、ご飯が付きます。

 ドーサとご飯が1皿にというのはユニークですね。正直、最初は慣れないせいか、食べながら少し戸惑いました(順番としては、ドーサをすべて食べてから、ご飯に移行しました)。

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 マスタード・シードがたっぷりのサンバル。具は控えめでソースたっぷりなのが個人的によかったし、おいしかったです。

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 ココナッツ・チャトニ。クリーミーでココナッツの風味も高く、イケました。

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 選べるカレーはダール(挽き割り豆のカレー)にしました。こういうメニューにダールがあるのがうれしいですね。緑豆の挽き割りであるムング・ダールをメインに、少しチャナ・ダール(ヒヨコ豆の挽き割り)も入れてあるようでした。ギーとクミン・シードが効いて、美味でした。

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 インド料理好きを見抜かれたか、日本では珍しい南インドのジンジャー・チャトニをサービスでいただきましたが、これがまたバツグン。もう1枚ドーサが欲しくなりましたが、我慢しましたよ。

 さすがインド人の街、葛西の南インド料理レストランです。なかなか気合の入ったランチでした。

《このブログを書いているときのBGM》
ジョー・ママ『Jイズ・フォー・ジャンプ』(1971)
 キャロル・キングやジェイムス・テイラーのパックで活躍したギタリスト、ダニー・クーチが結成していたバンドのセカンドアルバム。トム・ダウドがプロデュース。女性ボーカルをフィーチュアし、スワンピーでファンキー、しかもジャジーなグルーヴがイカシていました。

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計量カップ

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3月某日

 インド人て、料理する時「計らない」ケースが多いのです。
 私も、周りにまともな料理本やインターネットのなかった修業時代
「計らない人たちのレシピをどう計量化して自分のものにするか」
 に思い悩んでいましたね。

 インド料理で、大いに役に立つのが計量カップです。
 缶詰のホールトマトやカットトマトの「1/2カップ」や「プレーンヨーグルト1/4カップ」の計測はもちろん、「チキンカレーに水を1カップ注ぐ」などというアクションにも不可欠。とにかく、計量カップを使用することで確実に調理の質は平準化されます。

 さらに「タマネギの粗みじん切りを計量カップ1杯分」などという使い方もできます。急いでいる時など、ハカリよりも便利で速いですよ。

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」でも、計量カップは日々活躍しています。
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 透明なものと金属製、どちらも特徴があっていいものです。粉モノをよくやる方などは、もっと大容量のものもお使いでしょうね。

 いちいち計るのは面倒、あるいはカッコ悪いとお考えの方もいるようですが、手早く、手軽に計るクセをつけた方が、料理は確実に上達します。まして、スパイスの使用量に最初から精通した日本人などいません。そうした点でも、計量スプーンと計量カップはインド料理のキッチンで必需品といえます。

《このブログを書いているときのBGM》
BRIAN AUGER『THE MOD YEARS 1965-69』
 英国ハモンド奏者の60年代名演集。モッドでジャジーで時にサイケ。とにかくカッコいいです。
http://www.youtube.com/watch?v=Wy9Yfl9quF0&feature=related


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ヨーグルトがけご飯

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3月某日

 スタジオで時間がないときの昼などにときどき食べるのが、こんなもの。

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 タイのジャスミンライスの上にプレーンヨーグルト、さらにその上に塩と刻んだ香菜をトッピング。これをかき混ぜて食べます。

 インドのピックルを混ぜるとさらに美味。「ヨーグルトご飯」というだけで引いている日本人の姿が目に浮かびますが、私や多くの南インドの人は好きなのです。

《このブログを書いているときのBGM》
MAC GAYDEN『SKYBOAT』(1976)
 JJケイルのパックで、ワウのかかったスライドを弾いていた人のソロ。スワンプでアーシーな傑作だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Yq_txE9m9hw&feature=related
 イントロからお得意のワウ付きスライドが全開です。

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メールアドレス再取得のお願い【業務連絡】

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3月10日

 おはようございます。

 丸1日以上、ブログの更新をしていませんでした。
 パソコンOSが壊滅し、再セットアップしていたためです。

 これに関連し、バックアップしていたはずの重要データの一部が現状復活せず。この間書き溜めた原稿、レシピ、事務所経理書類等がどこにも見当たらず、愕然としています。

 さて、ここからはお願いです。
 実はメールアドレス帳もすべて消失しており、かなり支障が出ております。

【渡辺からの重要なお願い】
・3月、料理教室参加メールをいただいた方、念のため、もう一度確認メールを頂けますよう、お願い申し上げます。
・特に19日参加のH様、23日参加のO様。私より返信メールを出す直前にパソコンが壊滅しました。恐れ入りますが、今一度メールを頂けますようお願い申し上げます。
・そのほか、仕事とプライベートどちらか一方で私とコンタクトのあった方、今後もある予定の方、極めて簡単でいいのでアドレスを確認できるメールを頂けると助かります。

 昨夜は午前4時まで起きて作業、花粉症と風邪で今も体調最悪です。が、ともあれインド的に現実を受け入れるところから出発せざるを得ませんからねえ。

 たかがパソコン1台に翻弄される生活や人生はまったくウンザリ。脱却したいのですが、なかなか難しそうですね。

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《このブログを書いているときのBGM》
GUITAR SLIM『SUFFERIN' MIND』
 ニューオリンズでレコーディングした「THE THINGS THAT I USED TO DO」他で有名なブルースマンのアンソロジー。ワイルドな中にもどこかセンチメンタルな部分のあるボーカルとギターがカッコイイです。
http://www.youtube.com/watch?v=6Nsa_UQjb0g
 ぜんぜん関係ない映像。ギターソロがエグいです。

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